ラウール

 昨年1月のデビューから大躍進を遂げているSnow Manの若きセンター・ラウールが活躍の幅を広げている。累計発行部数400万部超の大人気コミック『ハニーレモンソーダ』の実写化映画で映画初主演。隔月レギュラーモデルを務めている『MEN’S NON-NO』(集英社)では、2月号で初の単独表紙を飾っている。デビューから1年が経ち、あどけない少年だった彼が、今では堂々としたグループの顔に成長してきた。今回は、そんなラウールの魅力にフォーカスを当てていきたい。

 【写真】ファッションショーのステージに登場したラウール。光を背に浴びる姿は神々しい

 ラウールは、2003年生まれの17歳。ベネズエラと日本のハーフで、大人っぽく端正な顔立ちに、身長187cm・股下96cmと抜群のスタイルを持つ。最年長の深澤辰哉とは11歳の年齢差があり、グループ唯一の10代だ。

 彼がSnow Manに加入することを打診されたのは、中学3年生の頃。雑誌『ザ テレビジョン』(KADOKAWA)の企画「令和Jr.維新!」で「自分がSnow Manに似合うなら挑戦してみたい」と答え、ジャニー喜多川氏に「挑戦じゃないよ。戦うひとりになるんだよ」と返されたことを明かしていた。この一言で火がついた彼は、その後がむしゃらに練習に励んだという。

 Snow Manは、当時のジャニーズJr.のなかでも、アクロバティックなパフォーマンスを得意とし、ハイレベルなダンスを売りとしているグループだった。最長で15年の下積みを経験しているメンバーのなかに、15歳の少年が加入するというだけでも、大きなプレッシャーなのは容易に想像がつく。それだけでなく加入してすぐにグループのセンターを任された。

 初めこそ、幼い印象があったが、デビューシングル「D.D.」では、手足の長さを生かしたダイナミックなパフォーマンスを見せ、観る者を驚かせた。加入当初の可愛らしい印象からどんどん大人っぽくなっていく。そして、2ndシングル「KISSIN’ MY LIPS/Stories」では、実年齢を感じさせない色っぽさが出てくる。成長が止まらない彼には驚かされるばかりだ。

 メンバー編成がある前から、Snow Manは穏やかで仲睦まじい印象があったが、編成後は、末っ子・ラウールを可愛がる兄たちというように、また違った仲の良さや絆が見られるようになった。加入当初は遠慮しがちだったラウールも、今では伸び伸びとした表情を見せる。ラウールがメンバーのことを「実の兄のよう」と言うと、“兄”たちは、可愛い弟を見るような優しい表情を浮かべる。公式YouTubeチャンネルの動画などでも、ラウールとメンバー達のやり取りからは、Snow Manのグループとしての温かさが伝わってくる。

 ドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)で、「自分なんか運だけで…って感じではない」と胸を張っていた。「ジャニーズに入れた、Snow Manにも入れたという過程がどこかに絶対あるということを、自分が忘れちゃいけない」と話す姿を見ていると、幼い少年だった彼が、20代のベテランメンバーに追いつくまでに、積み上げてきた努力や葛藤を感じる。スタイル抜群で、努力家。そしてグループの末っ子としての可愛らしさを持つラウール。これからも、8人の“兄”たちとともに、伸び伸びとSnow Manを盛り上げていって欲しい。【かなぴす】

筆者紹介

かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink

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