関ジャニ∞

 ジャニーズ所属グループのうち、今年のNHK紅白歌合戦に出場するグループにスポットをあて、今年の活動を振り返る連載。今回は、関ジャニ∞。

 関ジャニ∞の2020年は、“ファン”のために、“後輩”のためにと全力で駆け抜けた1年だったように感じる。47都道府県ツアー『UPDATE』が、新型コロナウイルスの影響で中断したことを受け、すぐに『Re:LIVE Project』を始動。ファンから歌詞を募集し、メンバーとファン共作の楽曲「Re:LIVE」の製作に取り掛かったり、シングル曲の特典映像としては超異例のツアードキュメント映像を収録したりと、“ファン”のために素早く行動を起こしてきた5人。

 コロナ禍で、立ち止まってしまいがちな日々のなか、そんな彼らの行動力に力をもらった人もきっといたことだろう。悔しい想いを抱えることがあっても、「辛い」と下を向くのではなく、できることを考えて、アクションを起こす。彼らの今年の活動からは、そんな想いが伝わってきた。

 また、7月28日の“なにわの日”に開催された生配信ライブ『Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~』での先輩力も印象に残った。ジャニーズWESTなど関西ジャニーズが、総勢70人以上出演した同ライブで、最年長として、引っ張っていたのが関ジャニ∞だ。

 彼らは、これまでも忙しい日々の傍、未来のスターを目指す“後輩”たちのために、尽力してきた。2018年から関西ジャニーズJr.のライブ演出などを担当している大倉忠義・横山裕を筆頭に、村上信五は、『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ)内のコーナー「頑固プロデューサー村上が行く!」で、ロケの熱血指導をしていたことも。

 ドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)で放送された『Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~』のリハーサル風景では、丸山隆平が空気を和ませ、安田章大が緊張する後輩に寄り添う。そして、大倉らが場を締めるというように、最高なバランスで後輩の指導に当たっていた。

 “ファン”のために、“後輩”たちのために、常に何ができるのかを考え、コロナ禍でもできる限りのアクションを起こしてきた関ジャニ∞。大倉の新型コロナウイルス感染など、苦難もあった1年。そんな試練を、彼らは絆で乗り越えてきた。いつも、変わらぬ姿を見せてくれる5人の笑顔は、ファンに安心をもたらしたことだろう。2021年は、そんな人想いな彼らが、自分たちのやりたいことにチャレンジでき、楽しく過ごせる年になりますように…と願わずにはいられない。【かなぴす】

筆者紹介

かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink

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