林遣都

 のん、林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、橋本愛、大九明子監督が19日、都内で、映画『私をくいとめて』公開記念舞台挨拶に臨んだ。林遣都は、大九監督の想像もしないような演出を「楽しかった」と振り返った。

 綿矢りさ氏原作の作品を大九明子氏が監督・脚本で映画化。脳内に、相談役「A」を持つ、31歳おひとりさま・みつ子が、年下営業マン・多田くんと出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していくさまを描く。

 主要キャスト6人が揃うのは今回が初めて。

 多田くん演じた林遣都は、大九監督の演出は想像もしないようなものだったと過去にも明かしているが、今回は更に踏み込んだ。「撮影が終わってしばらく経ってからアフレコに行く際に『歌を覚えてきて欲しい』とか、現場でも急に『遣都君、“ザッバーン”って言って』とか。全部がどういうものになるんだろうと、ワクワクがありまして、何の疑いもなくやらせて頂いた」

みつ子を演じたのんと、多田くんを演じた林遣都

 なかでも特に印象に残っているのが、旅行先で車を運転するシーン。駐車場で「好きなように走り回って」と注文され「どういうことだろう」と戸惑ったものの「自分のなかでかみ砕いて、こんなことができるのも映画の世界しかないだろうと。暴走して、楽しんで、止めるところもどこ止めても分からないだろうと止めたら、タイヤが乗り上げて…」と告白。

 大九監督は「(カメラの)引きでは乗っかっていたけど、寄りではちゃんと(撮れていた)」と補足すると、林は照れながら「そんな楽しい撮影でした」と笑った。

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