城桧吏

 浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美、北川景子、平川雄一朗監督が18日、都内で映画『約束のネバーランド』初日舞台挨拶に臨んだ。14歳の城は、撮影から1年が経ち身長が10センチ以上伸びたことを報告。浜辺は「声変わりして、見た目もカッコよくなりました」と称えた。

 原作・白井カイウ氏、作画・出水ぽすか氏による同名漫画の実写映画化。孤児院を舞台に鬼の食用児として育てられた孤児が脱獄する姿を描く。

 天真爛漫で誰よりもまっすぐな性格の主人公・エマを浜辺美波、現実主義者でクールなレイを城桧吏、理性的でリーダー格のノーマンを板垣李光人が演じる。

 また、オーバーアクションと様変わりする表情を持つクローネを渡辺直美、慈愛の微笑みを持ちながら冷徹な表情を垣間見せるママ界のトップオブトップであるイザベラを北川景子が務めた。

 昨年8月に撮影。14歳で成長著しい城はこの間に身長10センチ以上伸びたという。浜辺は「声変わりもして、中身は可愛らしい中学生のままですが、見た目もカッコよくなりました」と称え、北川は自身の身長を「抜かれた」と笑顔。

 その城は、浜辺の印象を「リラックスできましたし、支えてくれました」と感謝し、その浜辺を「お姉ちゃん」、板垣を「お兄ちゃん」とたとえた。その板垣は「可愛いからかまいたくなる」と語った。

 一方の渡辺直美は、その「可愛らしさ」がのぞく撮影中のエピソードを紹介した。撮影期間中に14歳の誕生日を迎えた城に、サプライズで祝うことを決めていたという。それを知らない城は「実は僕、誕生日なんです」ともらしたようで、そんな姿に渡辺は「ソワソワしていて、可愛くて」。

 城も「みんなが先に戻ってしまったので、『あれ? ケーキないのかな』って」とはにかんだ。

城桧吏

 この日は、来年に向けての「抱負」ならぬ「約束」したいことを発表した。「相撲に勝てる男になる!!事」とフリップに書いた城は、撮影の1カ月前のリハーサルなどの時間に、監督と相撲を取り「力では止められないから感情で止めろ」と言われたことを明かした。

 レスリングの吉田沙保里さんが相手の足をグッと持ち上げる姿が頭の中で思い浮かんだといい「それをやったら監督が動かなくなって、来年は感情でも力でも負けないようにしたい」と誓った。

 城は、クールで現実主義者のレイを演じるにあたり、自信のある堂々とした立ち振る舞いが表現できず、に監督に叱責されていたことを明かし、自身にとって挑戦だったとも語っている。相撲を取ったのもそうした役作りの一環だったとみられる。

Photos

記事タグ