ミニアルバム「Nostalgia doriko feat.初音ミク」

ミニアルバム「Nostalgia doriko feat.初音ミク」ジャケット画像(C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

 8月27日に初のコンセプト・ミニアルバム『Nostalgia』を発売することを発表した、ボカロPのdoriko。dorikoは「ボカロ黎明期より第一線で活躍し「ロミオとシンデレラ」「歌に形はないけれど」等、ボカロの分野で数多くのヒット曲を生み出してきている。

 そんなdorikoが新作『文学者の恋文』の動画をニコニコ動画にアップした。2011年12月にアップした『bouquet』以来、2年8カ月ぶりとなるボーカロイドを使用した楽曲となる本作は、ミニアルバム『Nostalgia』に収録されたdorikoの真骨頂であるミディアムバラード、渾身の1曲だ。

 ミュージシャンはティッシュ姫、後藤康二(ck510)、小寺麻由らが参加。今までのdorikoサウンドはそのままに、長い年月温められてきたこの楽曲は、doriko自身が各ミュージシャンと共にスタジオにこもり、ディスカッションを重ねてレコーディングを行った。ミックスも拘りに拘りを重ね、テイク数は十数回にも及んだという。

 動画イラストは「ロミオとシンデレラ」等、dorikoのボカロオリジナル楽曲のビジュアルを支え続けたnezuki、動画制作はニコニコ動画でヒットした楽曲の動画を数多く手がけるke-sanβに依頼。音だけでなく、過去の作品以上にビジュアルでも楽しめる作品となっている。

 この楽曲の発表にあたり、doriko本人より「文学者の恋文」についてコメントが上がった。

【doriko本人コメント】
 一言で言えば「大正浪漫」と呼ばれる時代をイメージした曲です。

 8月27日に発売する「Nostalgia」というアルバムですが、1曲ずつ、それぞれどこかの時間を切り取って曲にしています。

 この「文学者の恋文」という楽曲は、大正と文学者。安直な組み合わせかもしれません。ですが、誰もがメールや電話などできない時代、やはり手紙にこめた思いはとても大きいものだったのではないでしょうか。そんな苦悩と、それにまつわる切なさをバラードにしてみました。

 今でも多くの人が自分の言葉の伝え方に悩んでいます。そんな時代だからこそ、一つ一つの言葉を大切にして伝えていきたいと思います。

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