『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ボバ・フェットに続く新たな賞金稼ぎ“マンダロリアン”を主人公にフォースの力を秘めた子ども“ザ・チャイルド”との危険な冒険を描く『スター・ウォーズ』初の実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』のシーズン2が10月30日に配信開始となる。このほど、ジャンゴ・フェット、ボバ・フェット、マンダロリアンの“賞金稼ぎ”たちが愛される理由が明らかとなった。

 これまで『スター・ウォーズ』には主人公のルークやアナキンをはじめとするジェダイや名悪役ダース・ベイダー、そして愛すべきドロイド達の陰で、素顔を仮面で覆った賞金稼ぎジャンゴ・フェットとボバ・フェットが登場した。

 『エピソード2/クローンの攻撃』に登場したジャンゴ・フェットは、“銀河一腕のいい賞金稼ぎ”とみなされる、優れた射撃手。リストブレードに、ブラスター・ピストル、宙を舞うジェットパックは彼を象徴する人気のアイテムだ。そして、彼のクローンとして生まれた息子ボバ・フェット(『エピソード2/クローンの攻撃』、そして『エピソード4/新たなる希望』以降に登場)。

『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
ディズニープラスで配信中
(C)2020 Lucasfilm Ltd.

 彼もまた、ダース・ベイダーやギャングのジャバ・ザ・ハットに認められた銀河で最も恐れられる賞金稼ぎの一人となり、特注の惑星マンダロアのアーマーや、殺傷能力の高い武器を駆使する寡黙な男であった。その人気ぶりは、「スター・ウォーズキャラクター史上最高のキャラクター50人」(米日刊紙USATODAY2019年)で堂々の12位にランクインし、シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスも彼の人気を受けて、“人気が出ると知っていたらもっと活躍させて、彼が迎える最期もかっこよくしたかったと悔やんでいる程だ。

 彼らは物語のメインキャラクターでなくとも、そのアーマーに包まれたクールな見た目と大量の武器を駆使する戦闘能力の高さ、そして独特の存在感で人気を誇り、ファンに長く愛され続けているのだ。

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
ディズニープラスで配信中
(C)2020 Lucasfilm Ltd.

 そして、彼らを継承し、新たな伝説に加わる男は、『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』の5年後の世界を描いた『マンダロリアン』の主人公マンダロリアン(ペドロ・パスカル)。賞金稼ぎであり殺し屋として生きる一匹狼の謎に包まれた男だ。ボバと同様、惑星マンダロアの戦士の仮面とアーマーに身を包み、圧倒的な強さを誇る凄腕として名を轟かせている。

 『スター・ウォーズ』愛に溢れる、本作の製作総指揮を務めたジョン・ファヴローはマンダロリアンのデザインについて、「ジョージ(・ルーカス)から受け継いだんだ。ボバ・フェットのモデルは『荒野の用心棒』の名無しの男だ。帽子を被ったクリント・イーストウッドが丁度目の上に、ポンチョを羽織り拍車の音をさせて歩く。ガンファイターの象徴的な姿を意識したよ」と語り、ルーカスの生み出したボバ・フェットを継承していることを明かした。

 また、マンダロリアンを演じたペドロ・パスカルは「大切なのは「スター・ウォーズ」への愛だ。そしてその愛を物語に注ぐこと。特殊効果や火薬を使う演習も大好きだし魅力的だと思う。だが何よりもキャラクターが大事だ」と「スター・ウォーズ」の魂が継承されたキャラクター作りを心掛けたことを語った。

 果たして、シーズン2では孤高のバウンティ・ハンターマンダロリアンと行動を共にするザ・チャイルドにどのような試練が待ち受けているのか?そして、マンダロリアンは更なる熱い勇姿で視聴者の心を鷲掴みしてくれるのか? さらなるスケールで描かれる2人の物語に、全世界のファンから期待が高まっている。

 完璧な“スター・ウォーズ”の世界観とスピリットで描かれる壮大かつエモーショナルなドラマで世界を魅了し続ける『マンダロリアン』。果たして固い絆で結ばれつつあるマンダロリアンとザ・チャイルドが二人で銀河を駆け巡る危険な旅の先には、どんな物語が待ち受けているのか?「スター・ウォーズ」の新たな歴史が今、幕を開ける。

 『マンダロリアン』シーズン2は、ディズニー公式動画配信サービスDisney+で、第1話が10月30日(金)16時00分配信開始、第2話が11月6日17時00分配信開始、以降毎週金曜日17時00分に配信開始となる。

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