8月22日から23日まで日本テレビ系で放送された『24時間テレビ43』でパーソナリティを務めたのは井ノ原快彦(V6)、増田貴久(NEWS)、北山宏光(Kis-My-Ft2)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、岸優太(King & Prince)の5人。それぞれ所属するグループでのパフォーマンス時はどこか安心しているような表情も垣間見え感慨深かった。ここでは出演したジャニーズ所属グループのパフォーマンスを振り返る。最後は、King & PrinceとV6のステージ。

 【第2回】「24時間テレビ」振り返るジャニーズのステージ<2>NEWS「カナリヤ」

King & Prince「シンデレラガール」

 『笑点』メンバーの春風亭昇太、林家たい平、山田隆夫が、King & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」の生歌唱とダンスに挑戦。3人にダンスをレクチャーした岸も共に、両国国技館のステージで息の合ったパフォーマンスを披露した。

 しかし、曲が終了した途端、画面に平野紫耀が映し出された。<キミはシンデレラガール My precious one>と歌い出し、会場に“本物”のKing & Princeがサプライズ登場。メンバーに呼ばれて輪に入っていく岸。今度は、5人で同曲を披露した。『24時間テレビ』では、どこか親近感を抱かせる魅力を見せていた岸だが、メンバーの中に入ると、キラキラとした王子様に。お互いがお互いを輝かせ合って、より強い光を放つ。その力は、グループとして活動する上でとても大事なことなのかもしれない 。彼らからは、そんな発光力を感じた。

 ダンスや歌の実力に定評のある岸だが、合計527歳の『笑点』メンバーとのパフォーマンスでは、合わせるようにゆっくりとダンス。岸の愛されキャラの一面が垣間見えた。

V6「愛なんだ」「Believe Your Smile」

 そして、フィナーレ直前に登場したV6のメンバー。募金ランに挑戦した、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんへの応援も込めて、「愛なんだ」と「Believe Your Smile」のスペシャルメドレーを披露した。最年長として、常に落ち着いてメインパーソナリティーを務めていた井ノ原だが、「愛なんだ」のイントロでは、メンバーの顔を見て飛び跳ねる可愛らしい一面も。無邪気ながらも安定感のあるV6の雰囲気は、いつでも人々をほっこりとした気分にさせてくれる。

 1999年に発売された「Believe Your Smile」を、当時と変わらない爽やかな姿で歌う彼ら。<君が描いた未来の中に/僕は今映っているの?/遠い夢の中へ歩いてゆこう/どこまでも>は、今年の『24時間テレビ』のテーマ“動く”にも通ずる部分があるように感じ、活力をもらえる。

 また、注目されたのが、彼らのチャリTシャツの着こなしだ。ジャニーズWESTは「白」、Kis-My-Ft2は「ミント」、NEWSは「黄色」、King & Princeは「ピンク」とグループ全員が同じカラーで登場していたため、V6も残る「グレー」を着て登場すると思われていた。

 しかし、彼らはバラバラのカラーで登場。それだけでなく、三宅健はチェック柄のボトムにチャリTシャツをイン。森田剛は、Tシャツの下に白の長袖を着込むなどお洒落すぎる着こなしにも話題が集まっていた。

 ここまで、『24時間テレビ』でのジャニーズのパフォーマンスを振り返ってきた。同じグループのメンバーが現れた時に、彼らが見せるうれしそうな顔や、誇らしげな様子。そんなところから、各々のグループの強い結びつきを感じたステージだった。“新しい日常の1回目”として放送された『24時間テレビ』。彼らのステージや、頑張っている人の背中から、“少しずつでも新たな一歩を踏み出していこう”という強い想いが伝わってきた2日間だった。【かなぴす】

筆者紹介

かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink

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