SixTONES、“スペシャル月間”で再確認したYouTubeの相性 鍵は自己プロデュース力?
SixTONES
5月1日にグループ結成6周年を迎えたSixTONES。それに伴い、結成を祝う「スペシャル月間」として、Twitterの限定アカウントを開設や、Instagramでライブ配信を行うなど、ファンを楽しませるさまざまな仕掛けを用意した。なかでも再確認したのが、彼らと「YouTube」の相性だ。ここでは、YouTubeの活用法に着目して「スペシャル月間」を振り返っていく。
2018年、「ジャニーズをデジタルに放つ新世代」というキャッチフレーズを掲げ、日本初の『YouTubeアーティストプロモ』キャンペーンに抜擢された彼ら。メンバーも度々、「SixTONESが世に認知してもらえたのは、YouTubeの力が大きい」と話しているように、「SixTONES=YouTube」という印象は強い。そんな彼らが「スペシャル月間」で行ったYouTube配信は、サプライズの連続だった。
まず、4月30日の23時45分から生配信「SixTONES-LIVE配信-結成日カウントダウン」が突如スタート。ファンとともに、5月1日の結成日をリアルタイムで祝福した。5月31日に行われた生配信「SixTONES 6周年記念 生配信LIVE」でもそうだったが、進行役の田中樹以外は台本を持たずに、自由なトークを繰り広げる。誰かがボケると、必ず誰かが拾う安心感。ファンに、「自分もこのなかに混ざりたい!」と思わせる仲睦まじさこそが、彼らの魅力のひとつだろう。
また、5月11日には4thシングル「僕が僕じゃないみたいだ」のカップリング曲「Strawberry Breakfast」のMV(ミュージックビデオ)を、翌週には1stアルバム『「1ST」』の収録曲「Lifetime」のMVを公開した。「Strawberry Breakfast」は、ワイルドさと、ファンキーさを融合したSixTONESらしい作品に。「Lifetime」は、純白の衣装に身を包み、珠玉のバラードを高い歌唱力で歌い上げている。メンバーが、「MVとかが撮れたらいいですよね」とスタッフに提案したことにより制作することになったというが、彼らの強みはこの自己プロデュース力にあると思うだろう。
彼らは、生配信をするたびに、「これしたいよね!」「こういうのはどうかな?」と語り合い、“Team SixTONES”(=ファンの総称)の意見も取り入れつつ、新たな試作を模索している。「スペシャル月間」にInstagramを毎日投稿するのも、メンバーの森本慎太郎のアイデアだったらしく、コロナ禍で直接ライブ会場に行けず、寂しさを感じるファンの心に光を灯したことだろう。
そんなSixTONESの「スペシャル月間」は、期間限定Twitterにて“謎の暗号”を残し、幕を閉じた。果たして、「xxxxxxxxx5xxxxxxxxxは、xxxxxxxxxxxxx /xxxxxxxxxxxxxxxxxxにxxxxxx。」の意味とは……。まだまだ嬉しいサプライズは続きそうだ。【菜本かな】
筆者紹介
かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink