美 少年は、藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇(※崎はたつさき)、佐藤龍我、金指一世の6人で構成されるジャニーズJr.内のユニット。その名の通り、王子様のようなルックスを持った美少年揃いのメンバーだ。彼らは全員が10代後半であり、大人と子どもの狭間。その時期特有の刹那な輝きを見ることができる。

 7月31日から始まるドラマ『真夏の少年〜19452020』(テレビ朝日系)では、全員で主演を務める。同ドラマは、「本当の幸せ、本当の自由は何なのか」を問いかける青春ヒューマンコメディー。作中で、ヤンキー役の岩崎はリーゼント姿に。佐藤はすでに金髪姿を披露しているなど、彼らの新たな魅力が見られる。

 今回は、そんな美 少年の代表曲「Cosmic Melody」。そして、KAT-TUNの亀梨和也作詞曲「ねぇ もっと」と、山下智久プロデュースの「LALA love」に着目し、グループのカラーを読み解いていく。

キラキラ感を前面に出した「Cosmic Melody」

 代表曲「Cosmic Melody」は、YouTubeチャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』で再生数680万回超え(2020年7月27日現在)の人気曲。可愛くポップなメロディが、彼らの煌めきをより一層引き立てる。特に、Aメロで愛らしいルックスの藤井が前に出るパートでは、まるでテーマパークに来たかのような気持ちになり、胸が躍る。

 そして、注目したいのは彼らの“成長”だ。「Cosmic Melody」を披露するごとにさまざまな変化がある。だんだんと大人っぽくなっていく姿。その目まぐるしく進化していく成長過程に、目を惹きつけられる。

 なかでも金指の成長は、Hey! Say! JUMPの知念侑李を彷彿とさせる。当時13歳だった知念は、デビュー曲「Ultra Music Power」を変声前の声で<風を切れ>と歌った。しかし、大人になっていくにつれ、そのパートを歌う時の声がだんだんと変わってきた。

 金指も、<ペ・ペ・ポ・プ・パ・ピ・プ・ピ>と歌う時、つい最近までは可愛く頬に手を当てていたはずなのに、今は低めの声で男らしくキメ顔。その成長に寂しさを感じつつも、「次はどんな顔を見せるのだろう」と楽しむファンも多いのかもしれない。そんな風に成長過程を追っていけるのも、彼らを応援する醍醐味の一つだ。

「ねぇ もっと」「LALA love」では新たな一面も

 「可愛い」「キラキラ」などのイメージが多かった彼らだが、新たな一面も見せている。KAT-TUNの亀梨和也が作詞した「ねぇ もっと」では、<君のすべてを奪いたい/触れ合ってそっと始まる 静寂の中の二人を>とセクシーに歌いこなし、可愛いイメージから一変、大人の魅力を見せた。

 また、山下智久が「美 少年をプロデュースしたい」と彼らを直々に指名して実現した、「LALA love」でのコラボ。山下が作詞作曲、振付、衣装の監修までを手掛け、ここでもセクシーな魅力を見せた。同曲は、繊細な恋心を表現した歌詞が印象的で、<若過ぎる恋だなんて 大人は言うね>というフレーズが、儚い色気にマッチ。大人への憧憬と少しの反発心など、彼らの年代特有のもどかしさが表現されている。<少しだけ寒がりなこの恋>と表されているように、大人の情熱的な恋ではなく、淡い初恋のような情景が思い浮かぶ。

 彼らの10代ならではのフレッシュさと、大人の魅力。その相反する二つが混ざり合うからこそ出る、カッコ良さが存分に発揮されているパフォーマンス。そして、慶應大在学中の那須と立教大在学中の浮所などインテリなメンバーを有しているからなのか。どこか知的さや上品さを漂わせる。そのため、セクシーな歌もセクシーになりすぎない絶妙なラインで歌いこなせるのが魅力だ。

 彼らのキラキラとした輝きには、若さ特有の刹那がある。その移ろいゆく煌めきと流星のような儚さから目が離せない。次はどんな顔を見せてくれるのだろうかーー、新たな可能性を模索し続ける次世代の王道アイドルは、これからもファンの心をときめかせるはずだ。【文・かなぴす】

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