コング桑田、柏木ひなた、岩崎大昇、織山尚大、別所哲也

 岩崎大昇(美 少年)、織山尚大(少年忍者)、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、コング桑田、別所哲也が12日、東京・初台の新国立劇場中劇場で、ミュージカル『ELF The Musical』の初日を迎えた。開演前には直前取材と公開ゲネプロが行われ、初ミュージカルにして初主演を飾る岩崎は「この日が迎えられて嬉しく思います」と語った。

 2003年にウィル・フェレル主演で全米大ヒットを記録したファンタジックコメディ映画『Elf』。このヒットを受け、トニー賞受賞作家のトーマス・ミーハン、ボブ・マーティン脚本でNYブロードウェイでミュージカル化。その後もアメリカ国内、ロンドン等で上演され、今や、アメリカではクリスマスを代表する人気作品となっている。

 岩崎は、エルフに育てられた人間の男性・バディを、織山はバディの義理の弟・マイケル、柏木はバディのガールフレンド・ジョヴィ、別所はバディの実父・ウォルター、そしてコングはサンタクロースと出版社社長の2役を演じる。

 初ミュージカルで初主演を飾る岩崎。ステージに立ち「めちゃくちゃ緊張しています。震えが止まらない。今日が来て良かったです。安心しています」と挨拶した。ミュージカルへの出演がきまってから周囲には「座長!」と呼ばれることが多くなったが「僕にはまだ早いです」と謙遜。それでも「嬉しいです」と笑った。

 歌唱力には定評がある。ただ、芝居と歌が肝になるミュージカルでは「いろんなことを意識しないといけない」。コング桑田、別所哲也に教えてもらいながら挑んだ。そんな岩崎にコングと別所は口を揃えて「ピュアで、心がキラキラしている」と称えた。

 織山も初のミュージカル。「歌が一番大変でした。踊りも挑戦させて頂いたので観て頂きたい」とアピール。メンバーは観劇すると聞いていたものの目当ては岩崎だそうで「なんで俺じゃないのって。でも大昇は歌が上手いからね、しょうがないね」と認めつつ、「俺もいるぞってアピールしたい」と意気込み。

 そんな織山。別所は「良いところで踊っているので探してほしい」。織山自身も「ファンの方なら分かってくれると思う。くまなく見てほしい」

 初ミュージカルは柏木も。グループでは年齢が低い方だが、岩崎と織山よりも年上。お姉さんらしく振舞わなければと意識するも「お2人に引っ張って頂いてここまでこられた」。そんな柏木にコングは「ちゃんとお姉さんしていた」と認めていた。

 改めて“座長”岩崎は「この作品の良さは家族愛、色んな愛がある。ほっこりできる。ちょっと早いクリスマスですが、これを見てクリスマスを家族と過ごそうとなってくれたら嬉しい。精いっぱい演じますので、宜しくお願い致します」と呼びかけていた。

 ※岩崎大昇の「崎」は正しくは山へんに立に可。

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