(C)AKB48

 AKB848が13日、東京・秋葉原のAKB48劇場で劇場公演を配信限定で再開させた。4月15日に『OUC48プロジェクト』を発足。秋葉原の劇場をメンバーそれぞれの自宅“おうち”に移し「おうち公演」を配信してきた。約2カ月半ぶりとなる劇場での公演の初日ステージは、向井地美音と岡田奈々が飾り、無観客での配信限定公演『ソーシャルディスタンス公演』を開始した。

 『ソーシャルディスタンス公演』初日のステージを飾ったのは、AKB48グループ総監督の向井地美音と岡田奈々のふたり。『なぁおん ソーシャルディスタンス公演』は、向井地と岡田がリモート会議を重ね、“long distance”をテーマに「遠く離れていても気持ちが伝わりますように」という、ファンへの想いが込められたセットリストとなった。

 午後7時、「overture」が流れると、ふたりがステージに登場。『遠距離ポスター』で幕を開けた。向井地は「久しぶりの劇場公演で、正直すごく緊張しています。こんなに緊張したのは初めてかもしれない」と語り、岡田は「ソーシャルディスタンスを保ちながら楽しむことが目標です」と語った。

(C)AKB48

 ソロパートでは、向井地が『Pioneer』を力強くパフォーマンス。バックダンサーとして初めて劇場に立った思い出の曲『片思いの対角線』や、AKB48グループセンター試験選抜でセンターになった『君は僕の風』など4曲を披露した。

 対する岡田は、向井地に所縁のある『だらしない愛し方』『I’m crying』『誰が私を泣かせた?』の3曲を披露。また、『この涙を君に捧ぐ』では、曲間で「みなさんいつも応援ありがとうございます。この状況が、まだまだ続くとは思いますが、一緒に乗り越えていきましょう!」とファンへ感謝の気持ちを伝えた。

 終盤は、岡田の初センター曲『ジャーバージャ』、向井地が、大島優子からセンターを引き継いだ『ヘビーローテーション』と、ふたりの思い入れの強いアップテンポなシングル曲を歌唱した。

 2人はこれまで培ったステージ感覚で、ときに近づきそうになるなどソーシャルディスタンスに苦心しながらも、距離を保つことを意識したパフォーマンスを披露した。最後は『翼はいらない』を歌い上げて、この日の『なぁおん ソーシャルディスタンス公演』は幕を閉じた。

AKB48グループ総監督・向井地美音コメント

 ステージに立つのはすごく久しぶりだったので心も体も緊張しましたが、やっぱり歌って踊ることが一番の幸せだな…と思いました!

 『ヘビロテ』の背中合わせで歌うシーンや、『翼はいらない』のフォークダンスも、全てソーシャルディスタンスを保って踊ったので、すごく新鮮でした。

 今はまだ通常のように16人で集まることはできないけれど、こうして仲良しのなぁちゃん(岡田)と2人で公演ができるのは、今しかできない貴重な機会なのでとても嬉しかったです!

 2カ月半、待っていてくれたファンの皆さまと劇場に「ありがとう、ただいま」と伝えたいです。

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AKB48チーム4・岡田奈々コメント

 久しぶりにAKB48劇場のステージに立つことが出来て、ようやくここに帰ってくることができたな、という懐かしい気持ちになりました。2人で公演を行うことは とても珍しいので、貴重な経験として楽しませていただいたのですが、みーおん(向井地)とのソーシャルディスタンスを保つのが私的には難しかったです(笑)。いつもくっついているのが当たり前だったので、パーソナルスペースが狭めの私は1日を通して大変でした。目の前にファンの方がいないのはちょっと寂しかったけど、配信を見てくれている皆さまに、画面越しに私たちの想いが伝わっていたら嬉しいです。

(C)AKB48

セットリスト

overture
1、遠距離ポスター 岡田、向井地
2、Pioneer 向井地
3、片思いの対角線 向井地
4、君は僕の風 向井地
5、だらしない愛し方 岡田
6、I’m crying 岡田
7、誰が私を泣かせた? 岡田
8、この涙を君に捧ぐ 岡田
9、イイカゲンのススメ 向井地
10、ジャーバージャ 岡田、向井地
11、ヘビーローテーション 岡田、向井地
12、翼はいらない 岡田、向井地

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