バニラビーンズがフチ子とコラボ、大久保作詞曲は非公認に

　アイドルユニットのバニラビーンズが、奇譚クラブとマンガ家タナカカツキ氏が共同開発したカプセルトイ『コップのフチ子』の公式ソング『きっといい場所（フチ）』を歌うことがわかった。作詞は当初、オアシズの大久保佳代子が手掛けるはずだったが、内容がイメージにそぐわないとして不採用となった。なお、同曲はシングルとして６月18日に発売される。

　コップのフチ子は、OL風の女性「フチ子」が腰をかけたりぶら下がる姿勢をとるフィギュアで、コップのふちに乗せたりかけたりする人気トイ。今回、タワレコが行うキャンペーン『NO MUSIC, NO FUCHICO?』とコラボして、両者共同でタワレコ店頭およびオンラインで展開する。

　バニラビーンズは公式ソング『きっといい場所（フチ）』を担当する。作詞は自身もOL経験のあるオアシズの大久保佳代子が手掛けるはずだったが、大久保の歌詞（共作）を見た奇譚クラブが「フチ子のイメージにそぐわない」とクレーム。公式ソングへの起用は見送られ、大久保作詞の楽曲『絶対パンティーライン』は「正式非公認ソング」としてシングルの２曲目に収録されることとなった。

　大久保は「OL経験の色々な思い出をフレーズとして出しました。結果、良い思い出というより嫌だったり今でも不可解に思う事しか出ませんでしたが。それが曲となりバニラビーンズさんによって世に出るのは、何かこそばゆい感じもしますが、楽しみです」とコメントしている。

　また、大久保は、奇譚クラブに直接意見をぶつけたいということで、６月19日にタワーレコード渋谷店B１Ｆ『CUTUP STUDIO』で行われるバニラビーンズが出演するCDリリースイベントに参加することが決定した。同イベントには、奇譚クラブコップのフチ子広報担当のコップのシキ子の参加も決定している。

　なお、タワーレコードオリジナル『コップのフチ子』（フィギュア）は１万個完全限定で生産されることも決まった。