長渕剛が空手道選手権大会で歌を捧げる

空手道選手権大会の決勝戦後にスペシャルライブを行った長渕剛。その模様

<ライブレポート>
 シンガーソングライターの長渕剛(57)が18日、大阪市中央体育館で開催された『第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』(一般社団法人フルコンタクト空手道連盟ほか主催)決勝戦後にスペシャルライブを行った。

 37年間のキャリアを網羅したオールタイムベストアルバム『Tsuyoshi Nagabuchi All Time Best 2014 傷つき打ちのめされても、長渕剛。』の発売を7月2日に予定。『KEIRIN グランプリ2014イメージアーティスト』として10年ぶりにCMに出演、そのイメージソングとして書き下ろした新曲『走る』をシングルとして6月11日に発売することも発表され、大いに話題となっている長渕剛。

 その長渕が5月17日・18日に大阪市中央体育館で開催された『第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』(一般社団法人フルコンタクト空手道連盟ほか主催)の18日の決勝戦後に、スペシャルライブを行った。

 顔面、首、急所などを除く一撃必殺のフルコンタクト空手。本大会は、その国内236もの団体が大同団結して開催が実現した初の統一大会であり、同空手のオリンピック種目化を目指す同連盟の歴史的な第一歩を刻むこととなった。

 その記念すべき統一大会のために、長渕は同連盟の緑健児理事長からの直々のオファーに答え、テーマソングとして荘厳なアレンジに変貌を遂げた名曲『HOLD YOUR LAST CHANCE 2014』を提供、そしてこの日、スペシャルライブを行うこととなった。

長渕剛「泣けてたまらなくなる」大会で熱唱

空手道選手権大会の決勝戦後で熱唱した長渕剛

 総勢360名の選手が激しい熱戦を繰り広げた余韻がまだ冷めやらぬなか、場内を埋めつくした約7000人の観客、そして選手たちから「ツヨシコール」が沸き起こると、長渕はこのライブのために特設されたステージへと上がり「素晴らしき記念すべきフルコンタクト空手の大同団結、第一回目の大会に馳せ参じたぞ~!」と第一声を叫び『かましたれ!』を熱唱。このあと、テーマソング『HOLD YOUR LAST CHANCE 2014』をライブで初めて披露したほか『乾杯』、『STAY DREAM』、『とんぼ』など全9曲を演奏し、会場をひとつにまとめあげた。

 長渕は「どうしてなんだろう。空手のフルコンタクトの大会を観戦すると、心に沁みて泣けて泣けてたまらなくなるんだ。それはきっとね、みんなの一生懸命さが人の心を打つんじゃないかな、そう思うんだ。もちろん、勝った人たちも最高!だけどね、負けたその時にこそ、たくさんのことを得るよね」。

 テーマソングの『HOLD YOUR LAST CHANCE 2014』については「この歌がこれから先ずっと少年たちの心に響きわたり、歌い継がれることを切望して止みませんし、そしてまたこの大会がオリンピックを目指してさらに大きくなることを心から祈りながら作った歌です」と、フルコンタクト空手の大同団結への熱い想いを語った。

 『HOLD YOUR LAST CHANCE 2014』等で見せた、その荘厳な照明の世界観に場内は万雷の拍手に包まれ、感動的な大会を締めくくるに相応しく、更に。オールタイムベストアルバムを引っさげて全国を巡る夏の全国ツアー『Tsuyoshi Nagabuchi Arena Tour 2014 All Time Best』への期待が高まった一夜となった。

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長渕剛「泣けてたまらなくなる」大会で熱唱

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