ONEPIXCEL「求めていた言葉だった」自分たちのルールの中で得た自由
INTERVIEW

ONEPIXCEL

「求めていた言葉だった」自分たちのルールの中で得た自由


記者:小池直也

撮影:

掲載:20年02月28日

読了時間:約9分

20歳の人って、こんなにいるんだ!

『LIBRE』初回盤ジャケ写

――田辺さんは先日の成人式に出席されたとSNSで報告されていましたが、その時のお話を聞かせてください。

田辺奈菜美 成人式はみんな同い年で不思議な感じでした。「20歳の人って、こんなにいるんだ!」みたいな(笑)。今まで狭い世界しか見てなかったなと思いましたし、友だちもみんな大人になってました。成人式の後に同窓会に行ったんですけど、みんながお酒を飲んでいる姿を見て「私はまだ子どもかもしれない」と少し思いました。着物は姉の着ていたものだったんです。彼女の成人式の時に「自分もこれを着るんだ」と思っていた着物を実際に来ている、というのが不思議でした。

 それから「20歳になるまでに出来ていなきゃいけないことリスト」作っていたんですけど、半分以上できてなかったです。「これが出来なかったら大人じゃない」くらいに思い込んでましたが、いざ20歳になると「まだまだこれからだな」と。昔の目標を今の自分へのものにアップデートして、次の目標を立てようという気持ちになりました。

――未達成のもの、達成できたものは?

田辺奈菜美 未達成なのは「紅白に出る」とか「映画に出る」、「家を建てる」とか(笑)。でも、「グループを組んでライブする」という項目は達成できましたね。「デビューする」や「大人になっても芸能人を続けている」、「夢を曲げない」も叶っているなと感じます。

――傳さんは「ドラマに出演する」と発表されましたが、今どんな心境ですか。

傳彩夏 4月スタートの連続ドラマに出演します。初めての演技のお仕事なので緊張もするし、不安もあります。でもやりたかったことなので頑張らなきゃという気持ちが強いです。お話を頂いた時は「え? もう一度お願いします」みたいな感じでしたけど、とても嬉しかったです(笑)。

 もともと人前に出たり、表現することが苦手なんです。でも役のなかでは全然違う自分にもなれるし、もっと感情が表現できるかもしれないと楽しみですね。役的には自分とは違うので難しさはありますが、演技自体にワクワクしています。

――ドラマが楽しみですね。現在はリリースイベントの最中ですが、皆さんの反応はいかがですか。

田辺奈菜美 曲を「好き」って言ってくれる人が多かったですね。「DO IT, DO IT」も「Go My Way」も全然違う曲だけど、早く聴きたいとも言ってもらえので、早くみなさんのもとにアルバムが届けばいいなと思ってました。

傳彩夏 ファンのみなさんの対応力が神がかってます。一度観ただけで踊れる、みたいな。リズム感も良いので裏拍で手拍子してくれますし(笑)。頷きながら聴いてくれる人もいます。

――6月からは東京、大阪、愛知、福岡をめぐるツアー『ONEPIXCEL Live Tour 2020 “LIBRE”』も始まります。

傳彩夏 内容はこれから考えていくんです。新曲が加わってステージの振り幅が広がったので、まずはメンバー3人でアイデアを詰めていこうと思っています。LIQUIDROOMはキャパが大きいので頑張らないとな、と思ってます。

田辺奈菜美 ファンの方も「リキッドでやるの?」とびっくりしてました。「お客さんが来てくれるのか?」とか「作り上げた演出やパフォーマンスで楽しんでもらえるのか?」という不安は常にありますが、ソールドアウトさせたいです。

(おわり)

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