ONEPIXCEL「求めていた言葉だった」自分たちのルールの中で得た自由
INTERVIEW

ONEPIXCEL

「求めていた言葉だった」自分たちのルールの中で得た自由


記者:小池直也

撮影:

掲載:20年02月28日

読了時間:約9分

メジャーかどうかは関係ない

――この作品が正式にメジャー1stアルバムとなりますが、それについて思うことは?

田辺奈菜美 達成感みたいなものはあまりないです。インディーズ時代のアルバム『monochrome』(2017年)の頃から気持ちは変わらずで、今作も現在の集大成だと思っています。メジャーで出したぞ、というよりも「今のONEPIXCELのアルバム」というイメージです。

傳彩夏 私もパフォーマンスしていた曲ばかりだったので「みんな持ってなかったのか!」という気持ちが大きくて。届けられる喜びはありますが、特にメジャーだからとかは私もないです。

――制作はどのように進んでいったんですか。

田辺奈菜美 夏ツアーで「Tell us!!!」「Take Off」「Summer Genic」は歌っていました。「Go My Way」「DO IT, DO IT」をレコーディングして、という流れでした。数週間で結構短い期間で録り切りましたね。

田辺奈菜美 英語の発音が少し難しかったんですけど、教えてもらいながら頑張りました。「Girlはガールじゃなくて、ガーウっぽく」みたいな紙をもらってディレクションしてもらったり(笑)。

――曲調が多彩なことも特徴かなと思います。これもONEPIXCELらしさ?

傳彩夏 全部違うけど、全部私たちです。

田辺奈菜美 曲調は違っても全部前向きな曲です。

傳彩夏 結果的にマイナスなものがひとつもないよね。あとは踊ってない曲がない。はじめてのミディアムバラード「Go My Way」があるんですけど、これもライブでは踊っているので。

田辺奈菜美 この前のワンマンライブでも全曲披露して踊りました。あと「Sparkle」は「シンプルなサビの『夏!』って感じの曲がほしい」とオーダーして作ってもらいました。

傳彩夏 「タオル曲が欲しい」とお願いしたのが「Tell us!!!」。「Summer Genic」は「アガる曲で」、「We Go Now」は「みんなで声を出せる曲を」とそれぞれお願いしましたね。

――みなさんの推し曲などあれば教えてください。

傳彩夏 「DO IT, DO IT」か「TURN ME ON」かな。でも日によって違うかもしれない。

田辺奈菜美 私は「DO IT, DO IT」です。レコーディングした後にラフミックスがメンバーに送られてくるんですけど、電車に乗っている間もずっとそれを聴いていました。 目覚めから「DO IT, DO IT」。それくらい好きなんです。ダンスもカッコいいし、リード曲なので『LIBRE!』って感じですし。聴いててワクワクするような曲です。

傳彩夏 私も朝からずっと「DO IT, DO IT」だったときがあった(笑)。

――では傳さん、「TURN ME ON」について教えてください。

傳彩夏 歌詞は私たちのインタビューとか記事を読んで書いてもらいました。好きな部分は<ひとりじゃないってこと確かめあえた>とか<怖いことなんて何にもない>、<仲間となら>とか、挙げたらキリがないくらいです。気持ちが入りやすいというか、自分にとってメンバー2人の存在の大きさを改めて感じて。

 ライブをしている時も横を見たときの安心感がすごいんです。いつもパフォーマンスする前「ちょっと息整えよう。今アガってる」みたいな感じでハグしあってます。ワンマン直後ということもあるかもしれませんが、今の自分にとっては必要な曲なんです。

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