ショートフィルムの一コマ。南沙良と清原翔のシーン

 南沙良と清原翔が、sumika初のショートフィルムに出演する。新曲「エンドロール」を起用した作品。南は「sumikaさんの世界観を大切に、丁寧に演じさせていただきましたので、みなさまの大切な誰かに届きますように」とコメントを寄せている。

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 南演じる、真面目で献身的なリコと、清原演じる、叶うはずもない夢を追い続けているユウトの恋愛ストーリー。画家を目指して海外に留学したいという気持ちがあるものの、現実はバイトで得られる、わずかなお金だけで生活するユウトの夢を支えようと、リコは不在の彼の家に通い、掃除や洗濯、夜食などを用意する。しかし、2人の口からは未来が語られることなく、互いの時間は徐々にすれ違っていく。彼を一生懸命支えるリコだが、同時に心もすれ違い、終わりを意味するものであると気づいていく。そんな時、2人の人生を決定づける大きな転機が…。

 この楽曲の作詞・作曲を担当した、sumikaの片岡健太(Vo./Gt)は、「ストーリーを作り、映像をイメージして、その映像に合う音楽を作る。言わば架空の映画の主題歌を作るようにして書いた『エンドロール』は、南さんと清原さんに出会えなかったら、世に出ることはありませんでした。架空を現実に。更には想像以上にまで連れて行ってくれた二人に感謝です」と曲に込めた思いを語った。曲があって詞が出来るという手法ではなく、シナリオを書くように書いたという楽曲で、南と清原の“別れ”を考えさせる瞬間が描かれている。決意した2人に訪れた結末とは一体何なのか。

 南は、初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』('18)で、報知映画賞・新人賞、ブルーリボン賞・新人賞、高崎映画祭・最優秀新人女優賞、日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、現在は、江崎グリコ「ポッキー」、「キリン 午後の紅茶」のイメージキャラクターだけでなく、ソフトバンク「SoftBank学割」のCMキャラクターを務めている。また、3月4日放送のドラマ『ピンぼけの家族』(BSプレミアム)でヒロイン、3月20日全国公開の映画『もみの家』('20)で主演、5月15日公開の映画『太陽は動かない』('20)への出演も控えている。

 新曲「エンドロール」を収録した新作「Harmonize e.p」は3月4日(水)に発売され、3月からバンド史上最大規模となる全国10都市13公演のアリーナツアー「sumika Arena Tour 2020 -Daily’s Lamp-」も開催となる。

南沙良コメント

 普段からsumikaさんの曲に励まされることが多かったので、お話をいただいたときはすごく嬉しかったです。「エンドロール」を初めて耳にした時は、純粋に綴られた歌詞とメロディーから拡がる情景が頭の中にすっと溶け込み、更に撮影が楽しみに思えました。清原翔さんも、温かくて柔らかい雰囲気があり、終始心地良い空間の中でお芝居することができました。sumikaの片岡さんと荒井さんも、撮影現場に駆けつけてくださって、私にとってすごいサプライズでした。笑 優しいメロディーと重なり、誰かのどんな想いにも寄り添えるような、鮮明に記憶に残る映像で、私もsumikaさんの世界観を大切に、丁寧に演じさせていただきましたので、みなさまの大切な誰かに届きますように。

清原翔コメント

 初めて“エンドロール"を聴かせていただいた時、歌詞が、僕自身は経験をまだしていないのに共感できる部分が凄くあって、メロディにも引き込まれる魅力を感じ、是非、出たい!と思いました。今回のMVは、付き合ってる男女の葛藤が描かれてると思います。僕と南沙良さんの演じる2人がどのようになっていくのか。丁寧に演じましたので見届けていただけたら嬉しいです。南沙良さんとは初めましてだったのですが、とても綺麗な雰囲気を持った方だなと思いました。今回のsumikaさんの楽曲にぴったりだと感じました。沢山の方に観て、聴いていただけたら嬉しいです。

柿本ケンサク(クリエイティブ・ディレクター)コメント

――楽曲/映像について。

 はじめて、この曲を聞いた時、はがゆく、なつかしく、もどかしく、気付くといろんな感情がそこにありました。

 うらやましい、という感情が1番近いのかもしれない。

 サヨナラという言葉の冷たさの向こうには、決意という温もりがあった。

 素直に、嬉しいだろうなって思います。こんなことを伝えられるのは。今っぽいというか、sumikaだから出来ることなのかも。

 キレイな心がないと、生まれない曲だと思いました。

 そこには、やはり、この2人の力が必要でした。

 フィルムの中での2人の存在感は、曲と同様に澄み切っていて、清々しい。

 美しいフィルムに仕上がりました。

 監督、カメラマンをはじめ、スタッフのみんなの熱量にも拍手を送りたいです。

大澤健太郎(ディレクター)コメント

――撮影について。

 本当にタイトなスケジュールの中、そして真冬の寒い中、キャストもスタッフもみんな頑張ってくれて何とか無事撮りきることができました!

 南さんと清原くんのナチュラルな空気感が、sumikaさんの『エンドロール』という楽曲にとてもマッチしていて素敵な作品になっていると思うので、ぜひ楽しんでください!

ショートフィルム・あらすじ

リコとユウトは深刻な顔で屋上に立っている。
二人の口からは未来が語られることなく、
これまでの二人の関係にピリオドが打たれようとしていた。
画家を目指していたユウトは海外に留学したいという気持ちがあった。
だが、現実はアンティークショップで得られるわずかなバイト代での生活、叶うはずもない夢を追い続けているだけの日々。
一方、誰からみても真面目で献身的なリコは就職活動に勤しみ、彼の夢を支えようとしていた。
不在の彼の家に通い、掃除や洗濯、夜食などを用意した。
そんな二人は互いの時間がすれ違っていくだけでなく、心もまた、だんだんすれ違っていく。
彼を一生懸命支えるリコ。しかし、それは同時に終わりを意味するものであると気づく。
そんな時、二人の人生を決定づける大きな転機がおとずれた。

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