w-inds.「トレンドを取り入れながらもらしさを」新譜で見せた新たな一面
INTERVIEW

w-inds.「トレンドを取り入れながらもらしさを」新譜で見せた新たな一面


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年01月22日

読了時間:約13分

一番今の自分たちを表現出来る

w-inds.

――さて、「DoU」の歌詞も大人の色気が漂っています。これは橘さんの経験談ですか(笑)。

橘慶太 もう、経験しか入ってないです。昨日もこんな感じでしたからね。冗談ですけど(笑)。「CANDY」もそうなんですけど、こういう感じの歌詞を書く時は主人公が憑依してくるんです。今回の主人公は「DoU」のミュージックビデオのイメージそのままな感じです。

――憑依型のことは「Dirty Talk」の時のインタビューで仰ってましたね。今回はそのパターンなんですね。(人の気持ちになるのが好き、w-inds. 曲は一つのドラマ作る感覚
:https://www.musicvoice.jp/news/20180327090402/)

橘慶太 歌詞の内容よりも、僕の場合は音や響きを重要視している部分はあります。歌いながら歌詞はどんどん変わっていきますから。

――トータルバランスですよね。日本語をリズミカルに捉えるのがすごいなと感じました。

橘慶太 そこは難しいところなんです。その良い塩梅を探しています。今はパーカッシブに歌うのが流行っていると思うんですけど、その歌い方だと日本語の場合聞こえ辛いところも出てきてしまうんです。

――シビアですね。さて、カップリングの「CANDY」の歌詞には第一声<DoU>と言葉が出てきて「DoU」とリンクされていますね。

緒方龍一 こういうシャレが効いている慶太君の歌詞が好きなんです。歌詞の内容も好きな人に会いに行ける期待感が描かれていて良いんです。なかなか言えない、時間がかかってるなと。

――緒方さん、歌も苦戦しましたしね。

緒方龍一 それを言いますか(笑)。確かに時間は掛かりましたけど。

橘慶太 この曲は簡単なメロディを付けようと思っていたんですけど、それが逆に難しくなってしまったパターンで。周りの方から僕のメロディの付け方がリズムに対して独特だと言われるんです。それで難しかったんだと思います。

千葉涼平 この曲はギリギリに出来たこともあって、あまり練習出来なかったのでレコーディングも時間は掛かりました。

――イントロの弾むリズムもワクワク感があって良いですね。

橘慶太 恋愛中の女性の気持ちになって歌詞を書いてみました。大サビの歌詞に出てくるような人は僕は苦手なんですけど(笑)。恋をしていると盲目になる瞬間はあると思うんですけど、それが僕には理解出来なくて。この歌詞は甘いところにビターな表現を入れたというのがポイントです。

――そのギャップを楽しんでもらいたいですね。さて、2020年新たにチャレンジしたいことなどありますか。

橘慶太 まずはアルバムを出したいですね。その中で自分たちで作った作品だけでライブを構成してみたいというのはあります。それが一番今の自分たちを表現出来るなと思っていて。

――それは面白そうですね。最後にファンの方へメッセージをお願いします。

千葉涼平 「Get Down」以来の新曲で、1月のリリースということもあってここから積極的に活動していこうと思っていますので、まずは「DoU」を聴いていただいて、楽しみに待っていて下さい。

(おわり)

https://lnk.to/winds_dou

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