スパガ、4期の成長に手応え 滲み出る個性 弾みをつける新体制初アルバム
INTERVIEW

スパガ、4期の成長に手応え 滲み出る個性 弾みをつける新体制初アルバム


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年12月25日

読了時間:約12分

個人曲、MV撮影の裏話、そして来年の展望

――さてここからは曲についても伺いたいと思います。「情熱RUNNER」は? センターは坂林です。

坂林佳奈 ランニングしやすいテンポで。私は陸上部に所属していたので、走るにちなんだ曲を作ろうということで、MVの中でも気持ち良いくらい走らせていただいて。人生で初めて松場杖をついたり、損傷したり (笑)。

――えっ? 損傷?

坂林佳奈 けがをする設定の場面があって。松葉杖をついて、泣くわ、雨の中で踊るわと。雨が、プールの前に浴びるシャワーみたいで、寒い中の撮影だったのできつかったです。でも、ストーブがありまして、それはMVには映っていないですけど。学校に置いてある昔ながらのストーブで。雨に打たれ、ストーブに当たりを繰り返して。その中でも、いいものを作っていくぞと心に燃えたものがありました。

――辛かったけど、燃えることができたということなんですね

坂林佳奈 人間は、タイタニックや、パイレーツしかり、水が出てくるものって、真剣になろうという本能が出てくる思うんですよ。クロールって真剣になりません?

――泳ぎは得意なの?

坂林佳奈 浮くことはできないですけど、前に進むことはできます。

阿部夢梨 そこが不思議って言われるんだよ(笑)。

――どれくらいの距離走ったの?

坂林佳奈 走った距離は覚えてないんですけど、学校に遅刻する時、パンかじって走る感じ。休憩なしに、全力で何本も走るインターバルみたいなのをやりました。

――インターバルはなかなかきついですね。坂林さんにとって走るとは?

坂林佳奈 呼吸するのと同じ。走り続けないといけないということ。

――ランナーですね。さて井上さんは「夜空にMerryX'mas」が個人の曲です。

井上真由子 女の子らしくて、可愛らしい曲調です。みんなの歌い方にもそれぞれ個性があって、聴きどころでもありますし、MVが華やかになっていまして、私服衣装もカラフルで、その子に合った衣装になっている。サンタ衣装を着て踊ったり、すごく可愛らしいクリスマスソングとなっています。

――歌うときに、気を付けたことは?

井上真由子 歌が得意ではないんですけど、フィーチャー曲ということで、初めてDメロに挑戦させていただきました。歌は、スタッフさんと相談させていただいて、歌いこみました。

――ライブ前に入念に振付のチェックをしているのは井上さんで、そういう課題に対して乗り越えていくというのは井上さんっぽい。曲についても、苦手でも真剣に向き合って乗り越えたということですか?

井上真由子 ファンの方から、上手になったと言われるので、成長できていたらいいなと思います。

――樋口さんは「アイドル感がすごい」と称賛を得られていますが、意識している点は?

樋口なづな 自分の好きなアイドルがストイックな方で、努力している姿を表に出さない方。それがすごくカッコよくて。努力しているのを見せて応援してもらうというのもアイドルかもしれないけど、みんなが目を離している隙に急成長していたら、みんながもっと好きになっていってくれるんじゃないかという、アイドルとしての考え方があるので、自分の憧れたアイドルのように、急成長した姿をもっとファンの方に見せたいなというのがあります。中身の部分が成長できたかはあやふやだけど、みんなあっての私なので、もっと成長した姿を見せられるように頑張りたいと思います。

――来年の展望は?

阿部夢梨 来年は2020年ということで、世の中的にもスパガ的にも、キリの良い節目の年だと思うので、それをチャンスだと思って、色々な方に見つけてもらえるように頑張りたい。また、2019年のように色々なことに挑戦させていただけたら、すごく嬉しいですし、アイドルブームを引き起こさせるくらい大きい存在、大きなグループになりたいです。

渡邉幸愛 2020年は、スパガ結成、デビューともに10周年を迎える大事な年なので、日本武道館に立ちたいという夢もありますし、ひとつひとつ目標に向けて頑張りたい。みんな2年目になって、慣れてきたりとか色々な部分があるけど、楽しみながら活動していけたら一番いいかなと思います。

井上真由子、阿部夢梨、渡邉幸愛、坂林佳奈、樋口なづな

(おわり)

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