SUPER☆GiRLSが23日、ベストアルバム『超絶少女☆COMPLETE 2010~2020』をリリース。本作は2011年4月の「頑張って 青春」からCDデビュー10周年を迎えるSUPER☆GiRLS初のオールタイムベストアルバム。デビューアルバム収録「みらくるが止まンないっ! 」をはじめ、1stシングル「頑張って 青春」から最新シングル「明日を信じてみたいって思えるよ」までのシングル表題曲に加え結成オーディション時の課題曲でもあった「NIJIIROスター☆」の10年後の世界を描いた新曲「NIJIIROロード☆」を収録。SUPER☆GiRLSの、現在、過去、未来が詰まった記念盤。渡邉幸愛、阿部夢梨、長尾しおり、金澤有希、樋口なづなの5人に本作の話題、ライブやYouTubeでの活動、そして10年の歴史を持つグループで活動をする中で抱くアイドルとしての想いなどを聞いた。【取材=平吉賢治/撮影=村上順一】
10年間の歴史が詰まったスパガ集大成への想い
――グループ第4章で活動するみなさんにとって、オールタイムベストがリリースとなった心境は?
渡邉幸愛 私は2014年に加入して7年間活動してきて、歴史あるグループに自分がいられることが凄く幸せです。今作を通してスパガの歴史と想いをみなさんに受け取ってもらえたらなと思います。
阿部夢梨 10年間という歴史あるグループの集大成のアルバムに参加させて頂けることがまず光栄です。それに恥じない作品になるよう、精一杯作品作りに挑みましたのでたくさんの人に届いたらいいなと思っております。
長尾しおり このアルバムには10年間の歴史がギュッと詰まっていると思うので、10年前スパガを応援してくださったファンの方、最近スパガを好きになってくださったファンの方と、幅広く10年間どの時代のスパガを好きになってくださった方が聴いて頂いてもグッとくる内容だと思うので、たくさんの人に届けばいいなと思います。
金澤有希 加入前に自分で聴いてきた楽曲から、加入してからの第4章への流れが「自分もスパガの一員なんだな」と実感できたのがこのベストアルバムです。これを聴けば憧れていた先輩方の声が聴けて、でもジャケットは今の私達というのが凄く重みも感じますし嬉しさもあります。これからも続けていくグループであり続けていかないとなって思います。
樋口なづな 私は2年前にスパガに加入したので、「まさかオールタイムベストアルバムのジャケットに自分がいるとは」という感じなのですが、ファンである時から見ていたスパガをこの先も守り続けたいなという気持ちもあります。これからまた新たに歩み続けるのがスパガだと思うので、これからまだまだ明るいんだぞというのもファンの方々に思って頂けるような1枚だと思います。
――10周年という節目、活動してきた期間を振り返り印象的だったことは?
渡邉幸愛 最初のパシフィコ横浜のライブはずっと忘れられません。初代リーダーの卒業とともに私達2期メンバーが加入して、お客さんもスパガに新メンバーが入ることに対しての空気感というか、アウェーのような感じもあって(笑)。でもあれから時間が経ってステージをこなすうちに優しいファンの方が増えて、今ではこのグループが大好きで、歩んできた道は無駄じゃなかったと思います。
阿部夢梨 個人的に強く印象に残っているのは、味の素スタジアムでシューティングアクトで出演させて頂いた『a-nation 2016』です。私が活動してきた中で一番大きなステージで、大きなステージでパフォーマンスしたいという夢が加入直後に叶って本当に印象的でした。めちゃめちゃ緊張して! 出口もいっぱいあるし全力で走らないと間に合わないし(笑)。しかも振り付けも覚えたてで不安だったので、機会があればその時よりも余裕がある今の状態でもう一度あのステージに立ちたいと思います。
長尾しおり 最初に加入した時に立った東京ドームシティホールの『アイドルストリートカーニバル』です。自分がスパガにいるということがまだ幻想を見ているんじゃないか、夢なのか現実なのかよくわかっていない状態でした。登場したらスパガのファンの方も「誰?」みたいな感じで見られている自分に対して「私も何でここに?」みたいな感じで(笑)。自己紹介で名前も言えないような感じで。スパガのオーディションの時も名前を言い忘れたのになぜか受かったんです。
――名前を言い忘れても加入できたのは凄いですね。
長尾しおり だから「受かるわけない」と思って、のほほんと生きていたら突然呼び出されて。それで行ったら「オーディション合格しました!」って言われて「おやおや?」と(笑)。凄く嬉しかったし衝撃的なスタートでした。今こうしてスパガにいられるとは本当にびっくりします。運命って怖いですね(笑)。
――(笑)。金澤さんが印象的だったことは?
金澤有希 最初にグループ第4章のメンバーだけでステージに立ったZepp DiverCityのリリースイベントです。引き継ぎ期間で“3.5章”とも言われていた時期があって、一部が第3章、二部で第4章メンバーだけでやったんです。年末までずっと合宿をしていて完成しきっていなくて、年明けの1月にいきなり第4章だけで1ステージというのが怖すぎて! 今振り返ると一番記憶に残っています。
樋口なづな 私は2019年の『TOKYO IDOL FESTIVAL』です。ファンの方々とアイコンタクトなどをとったりと少し余裕が出てきて、純粋にステージをアイドルとして楽しめるようになったと実感した時でした。他のアイドルさんのファンがいらっしゃる大勢の人達の前で見てもらうのは初めてだったんです。でも、後からTwitterなどを見たら「スパガよかった!」っていう方もいて自信に繋がったステージでした。とにかく楽しくて終わった後の虚無感が凄くて! また楽しみにしています。
――なるほど。ところで、YouTube『スパガちゃんねる』の調子はいかがでしょう。
渡邉幸愛 毎週水曜日と土曜日に更新させて頂いています。初めてバラエティっぽいことに挑戦しています。まだまだ手探りですけど楽しくやらせて頂いています。YouTubeからスパガを好きになりましたという人が現れて、それが凄く嬉しくて!
阿部夢梨 本当に!
長尾しおり よかったあ!
金澤有希 『スパガちゃんねる』はライブのMCの尺だけでは伝わりきらないメンバーの個性が活かせると思います。たまたま別のYouTubeチャンネルを観ていた人が『スパガちゃんねる』に飛んできて、そういう人にスパガを好きになってもらえたらいいなという願望もあります。だからYouTubeからスパガを好きになってくれる方がいらっしゃるということを聞いてホッとしました!
樋口なづな 私はYouTubeが好きでよく観るんですけど、ドッキリなどの企画も『スパガちゃんねる』でやっていきたいです。
――企画を構想している?
樋口なづな 今凄くやりたいのがあって! そのうちやるかもしれません(笑)。
オールタイムベストのそれぞれの推し曲
――本作で特に思い入れの強い曲は?
渡邉幸愛 2014年に私が加入して初めてリリースに参加した「花道!!ア~ンビシャス」です。2010年のオーディションに受けて、当時は落ちてその4年後にお話を頂いて加入させて頂き、自分がスパガのメンバーでいられる嬉しさを実感したんです。このMV撮影では緊張とプレッシャーで「笑えなくて…」と、めっちゃ泣いた思い出があるんです。
阿部夢梨 私は「ナツカレ★バケーション」です。初めての海外MV撮影、初めてセンターを務めさせて頂いたので思い入れ深い曲です。センターは憧れだったので凄く嬉しかったし、期待に応えられるようにというプレッシャーもありました。
長尾しおり 思い入れの深い曲は、加入して最初の「ラブサマ!!!」です。私も幸愛さんと同じで撮影で笑えませんでした。12歳くらいだったので、自分がこんなに大人の人達に見られて囲まれて、凄く大きなカメラを使っての撮影だったので「大きい、怖い…」ってなってしまって、後ろではスタッフさん方や先輩のメンバーも見ていたのでめちゃくちゃ怖くて笑う余裕もなくて、ずっと心が張り詰めた状態でやっていたんです。
金澤有希 私は「ナツカレ★バケーション」が思い入れ深い曲です。私達4期生が加入して最初の曲というと「コングラCHUレーション!!!!」なのですが、それは色々な想いがいっぱいあります。緊張と不安と重圧と、という感じで重々しい1日だったんです。「ナツカレ★バケーション」は海外での撮影ということもあって、メンバーと一緒にいる機会が長かったり、ご飯も夜寝るのも一緒というのが初めてだったんです。だからメンバー同士の距離が縮まったというのもあるし、自分自身の殻を破ることができたと思うんです。メンバーと打ち解けられたのはこの曲のMV撮影がきっかけだったのかなと思います!
樋口なづな 私は最新シングル「明日を信じてみたいって思えるよ」です。私がシングルで初めてセンターを務めさせて頂いたというのがまずあります。シングルをリリースした時はお休み中だった門林有羽ちゃんが今回のアルバムから復帰して、今作のアルバムバージョンということで門林有羽ちゃんの声も入った「明日を信じてみたいって思えるよ」が完成したので、これをまた聴いて頂けるというのも嬉しいんです。
――なるほど。その曲は本作では新録ですね。新曲では「NIJIIROロード☆」が収録されていますが、この曲の印象は?
渡邉幸愛 この曲は10年前にスパガが歌っていた「NIJIIROスター☆」というオーディションの課題曲でもあった曲の10年後を描いたアンサーソングになっているんです。スパガを列車に例えて歌っていて、そこに<列車に飛び乗って!>など、これからの未来や楽しみのワクワクを歌っています。「NIJIIROロード☆」は、そのワクワクからの途中下車があって、新しく迎えて、こういう道を通ってという10年間の重みが加わった曲です。凄く私達の気持ちとリンクした曲になっています。
ファンがいてずっと支えてくれたからある今のスパガ
――10年の歴史を持つスパガで活動して芽生えた自身のスタンス、プライドなどはありますか。
阿部夢梨 「人との関わりを大切に」です。活動を通して色んな変化があった中で、人との関わりを大切にしていくことで自分を支えてくれる友達などにも出会えるし、スタッフさんやメンバーなど、色んな人との出会いを大切にすることで今自分が助けられていると感じることがたくさんあるんです。
長尾しおり 私は精神が鍛えられたということです。入った時は子供だったので、電車も乗れなくて駅で迷子になったり、現場入りする場所もわからなくて一人でファンの方の所に行っちゃったりしたこともあって(笑)。心があまり強くなくて本当に何度もくじけそうになったけど、それでもなんとか5年間スパガに在籍することができて、少しずつ培ってきた心の強さや、改めて自分を見つめ直す機会をこれまで重ねてきたと思います。
金澤有希 スパガに入って、より「一人じゃ何もできないんだな」と思いました。加入したての頃は覚えることなどがたくさんあって一人じゃ進めなかったくらい、いっぱいいっぱいになっていた日もあったのですが、同じ気持ちの人がこのグループにいて、同期も多いし第3章メンバーも途中加入を経験して、色々なことを覚えて今があるんです。スパガに入って自分一人じゃ何もできないけど仲間がいるから頑張れることを、より実感しました。
樋口なづな 私は凄くポジティブになれました。失敗してしまった時など落ち込んだりするのですが、そんな時にファンの方が「この間はできてなかったけど、ここができるようになったじゃん!」と、励ましてくれたり、「頑張っている姿に心打たれました」と言ってくれたりするんです。だから、自分的には失敗でも誰かに元気や勇気を与えることができていると思ったら、失敗を頭の中でポジティブに変換することができるようになって「頑張るしかない」「ここで挽回するしかない」と思えるようになりました。
渡邉幸愛 私は、上京する時に家族がメッセージ入りのクマのぬいぐるみをくれて、そこには「どうせやるなら一番になれ。目配り、気配り、心配り」という言葉があったんです。その言葉をずっとこのスパガでずっと大事にして活動しています。もともと目立ちたがり屋なので一番になるという野心や積極性は持っていたと思うのですが、グループ活動を通して「目配り、気配り、心配り」を学ばせてもらった場所がスパガだなと思います。その言葉の意味がより理解できた7年だったと思います。
――メンバー各々の成長があり、確固たるスタンスがあるのですね。では、10周年を迎えたスパガでのこれからの活動の展望をお願いします。
渡邉幸愛 10周年を迎えて本当に簡単な道ではなかったんですけど、どの場面にもファンのみなさんがいて、ずっとスパガを支えてくださったから今の私達があります。これからもこの感謝の気持ちを、今年は伝えきれなかった部分もありましたが、来年11年目はたくさん伝えていきたいと思っているので、これからもついてきてくださると嬉しいです!
(おわり)
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