BAND-MAID「今までの集大成を咲かせたい」新譜で見せた“征服者”の進化
INTERVIEW

BAND-MAID「今までの集大成を咲かせたい」新譜で見せた“征服者”の進化


記者:村上順一

撮影:

掲載:19年12月11日

読了時間:約13分

今まで見せたことのないBAND-MAIDを見せたい

――トニー・ヴィスコンティさんと制作された「The Dragon Cries」はどのような経緯があったのでしょうか。

小鳩ミク こちらもビックリでしたっぽ。作詞をしてくださったトーマス・ケニーさんが日本文化がとても好きな方で、カッコいいバンドがいると私たちを知って下さったのがきっかけで、そのトーマスさんがトニーさんと仲が良くて、話をして下さったんですっぽ。そうしたらトニーさんも日本文化が好きだということが判明したみたいで、話が進んで、そこからレコード会社を通して、KANAMIとトニーさんとのやり取りが始まったんですっぽ。

――どんな風に作っていったんですか。

KANAMI デモを作って送ったんですけど、そこから何回かやり取りをして完成させていくのかなと思ったら、まさかの1発でオッケーが出ました。

――1発オッケーですか! ちなみにレコーディングは日本で?

KANAMI 楽器隊は日本でやったんですけど、ボーカルはニューヨークでレコーディングしました。

小鳩ミク 私とSAIちゃんだけニューヨークに行かせていただきましたっぽ。David Bowieさんの『★(ブラックスター)』をレコーディングしたスタジオで録らせて頂きましたっぽ。メロディも基盤となるものは持っていったんですけど、トニーさんからその場のインスピレーションだったり、トークをしながら作っていきたいと言っていただけて、そういうのは初めてだったので新鮮でしたっぽ。トニーさんが考えてくれたメロディを歌ってみたり、どんどん変えていって、結果として最初から残っているのは、サビくらいでしたっぽ。私たちの曲を事前に聴いて、良さを理解して作業に臨んでくれていたので、すごくやりやすかったですし、勉強になりましたっぽ。

――楽器隊の皆さんはニューヨークに行けなくて残念でしたね。

AKANE めちゃくちゃニューヨーク行きたかったです。最初、レコーディングがニューヨークになるかも知れないと聞いて、「みんなで行けるんだ」と思っていたんですけど、今回は残念でしたが海外レコーディングは夢なので、次回に期待します。

小鳩ミク トニーさんもまた一緒にやりたいと仰ってくれていて、次は楽器隊もと言ってくださっていたので、いつか叶うと良いなと思っていますっぽ。

――楽しみが増えましたね。さて来年は【進化】と題したお給仕が2020年2月13日と14日に『BAND-MAID WORLD DOMINATION TOUR 【進化】』が決まっていますが、意気込みをお願いします。

SAIKI 2019年は【激動】と題して活動してきて、そのツアーも1月まで続いて、2月のファイナルは【進化】と題し、それをしっかりと証明出来るよう、意味をもたせたお給仕にしたいと思っています。【激動】第2章はこまかく全国を回れて、場所ごとのご主人さま、お嬢さまの熱気や強い気持ちを私たちもその場で体感出来て、刺激をもらったので、それを吸収して5人は成長段階なので、熊本まで成長を繰り返して、2月の2Daysは今まで見せたことのないBAND-MAIDを見せたいなと思っていて、セットリストも乞うご期待です。

(おわり)

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