世界的人気のガールズバンド・BAND-MAIDが、2023年5月14日より北米ツアーを開催中。初日からの2公演と、延べ2万人がステージに集まった、米国大型野外フェスの速報レポートをお届けする。

 北米ツアー初日となったヒューストン・Bayou Music Center公演とオースティン・Emo's公演では、サポート・アクトに現地のアーティストSHADOW CLIQを迎え開催。力強い演奏で会場を盛り上げると、場内は熱気を帯びていく。満を持してメイン・アクトのBAND-MAIDが登場し、代表曲のひとつである「DOMINATION」がスタートすると、会場は一気に最高のボルテージへ。英語でのMCも昨年行われた前ツアーより手慣れ、トークでも一気に観客の心をつかむと、両公演セットリストの異なる19曲を一気に駆け抜けた。2日間ともにラストを飾った「endless Story」ではシンガロングで会場をひとつにし、テキサス州での公演を締めくくった。

 3日目はフロリダ州デイトナビーチにあるサーキットレース場・Daytona International Speedwayで4日間に亘り開催された超大型の野外フェス「Welcome to Rockville」へ出演。Slipknot、PANTERA、TOOL、AVENGED SEVENFOLDなどの世界的人気のロック・バンドがヘッドライナーに名を連ねる本フェス。初日となったこの日は、Slipknotをヘッドライナーに迎えて開催された。

 晴れ渡る青空の下始まったフェスだが、夕方には突如天候が崩れ、観客も含めてステージ周りから避難するようにアナウンスがされる。当初は夕方の予定だったBAND-MAIDのステージも、雨風の通過を待ち、約2時間押しとなる20時50分からのパフォーマンスとなった。

 天候のトラブルがあったにも関わらず、BAND-MAIDを待ち侘びる観客でいっぱいとなったROCKVILLIAN STAGE にメンバーが現れると、大歓声が響き渡る。北米ツアー1曲目と同様「DOMINATION」で幕を開け、「One and only」「Blooming」と立て続けに演奏すると、激しく力強いパフォーマンスで聴衆を惹きつける。観客がみるみる増えていき、ステージ間にある歩道も見えなくなるほどに、BAND-MAIDの観客で会場が埋め尽くされていく。ツアーではラストを飾り会場をひとつにしていた「endless Story」を3曲目に演奏すると、初見の観客も多いだろうフェスにも関わらず、シンガロングが巻き起こる。30分という短い時間ながらも、こうやって海外の観客をしっかり魅了できるのは、この10年間、海外での公演も数多く重ねてきたBAND-MAIDだからこそ。お給仕(ライブ)人気の特に高い「NO GOD」からの「Warning!」で締めくくり、鳴り止まない歓声のなか、ステージを後にした。

BAND-MAID

 昨年出演した米国の野外フェス「Aftershock Festival」では延べ1万人以上の集客をしたが、今回の「Welcome to Rockville Fest」では昨年の倍となる延べ2万人以上を集める超満員を記録するなど、急激に注目度を上げているBAND-MAID。公式インスタグラムには超満員の動員の様子がアップされており、全世界の様々な言語でのコメントが殺到。さらにはこの日、ヘッドライナーのSlipknotメンバーもSNSでBAND-MAIDのライブの模様をSNSでアップするなど、海外での人気がとどまるところを知らない彼女たち。国内でも、11月に行われる10周年ツアーファイナルは横浜アリーナと、国内でもますます人気を拡大している。横浜アリーナ公演のチケットは本日から先行販売が始まるとのこと。

■WELCOME TO ROCKVILLE 2023

開催日程:2023年5月18日~22日 ※米現地時間
https://welcometorockville.com/

MAY 18 Welcome to Rockville Fest
BAND-MAID Set List

1 DOMINATION
2 One and only
3 Blooming
4 endless Story
5 Screaming
6 Play
7 NO GOD
8 Warning!

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