<写真>公演前日にWOWOWのインタビューに答える家入レオ

公演前日にWOWOWのインタビューに答える家入レオは「デビュー前は自分がこんなにライブを好きになるなんて思いませんでした」

 シンガーソングライターの家入レオ(19)が先月26日に、最新アルバム『a boy』を携え行ってきた全国ツアー『家入レオ 3rd ワンマン Tour ~a boy~』の最終公演を、東京・NHKホールで行った。デビュー3年目の家入にとってはこれが初めてのNHKホール公演。WOWOWでは彼女のひとつの到達点ともなったそのライブを、シンガーソングライターとしての創作の秘密などを語った貴重なインタビュー映像と併せてオンエアする。

 ライブ当日、NHKホールを埋め尽くした3000人以上のファンが待つ中、ステージに登場した家入は『a boy』収録の「カーニバル」をアカペラで歌い出し、透明感と伸びのある声が会場中に響き渡った。次にヒット曲「太陽の女神」を熱唱し、「Hello」では「一緒に歌ってくれますか?」と観客に呼びかけ、会場の歌声に合わせて手を大きく左右に振った。続いて「ひとつになりましょう!」とセカンド・シングルの「Shine」で会場の空気をさらにヒートアップさせた。

 MCでは「今日がツアー最終日ということで、うれしいのと同時にさびしい気持ちもあって、昨晩はベッドに入ってもなかなか眠れませんでした」と告白。最新シングル「チョコレート」では「女の子が恋したときの気持ちを聴いてもらえたら」と言うと、ギターを弾きながらしっとりとした歌声を披露した。そして、弾き語りのブロックが終わると、今度は一転、ロック・スタイルのパフォーマンスに。ステージ上を激しく動きながらサード・シングル「Bless You」などをパワフルに歌いあげ、デビュー曲の「サブリナ」では3階席までの観客を総立ちにさせた。

 本編のクライマックスでは、会場でファンが自分の夢を書き込んだ“レオ・フラッグ”を両手でもち「皆さんには夢がありますか?  私には夢があります。夢を追いかける皆さんと、そして自分にもエールを送りたいと思います」と真摯に語りかけると、フラッグを抱き締めながら「希望の地球」を歌い上げ、名残惜しそうにステージを去った。

 その後、アンコールでは、フォース・シングル「Message」を熱唱。「みなさんの声がすごく力になって、このライブは私にとっても貴重な体験になりました。これからも自分らしい音楽を届けたいと思います」と深々とおじぎをし、大人になる決意を歌ったアルバムの表題曲「a boy」でフィナーレを迎えた。最後まで高い歌唱力と豊かな表現力をもって、自分の音楽をストレートに伝えてくる家入レオの姿に、ファンも惜しみない拍手を送った。

 公演前日に収録されたWOWOWのインタビューでは「デビュー前は自分がこんなにライブを好きになるなんて思いませんでした。今ではライブでの体験が、曲を作る上でも大きな助けにもなってくれています」と語っていた家入。19歳にして初のホールツアーを成功させた彼女のさらなる飛躍に期待しよう。

 ファイナルを迎えたばかりの「家入レオ3rdワンマンTour~a boy~」は、WOWOWライブにて5月6日午後8時よりオンエアされる。

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