家入レオが3日、オリンパスホール八王子で、自身5枚目のオリジナルアルバム『TIME』を引っ提げた、全国ツアー『家入レオ 6th Live Tour 2018 ~TIME~』初日公演を開催。約1年5カ月ぶりの全国ツアーの幕開けに「もっともっとライブという空間を大事にしたいなと改めて思って、今日こうしてみなさんにお会いできて本当に嬉しいです」と語った。

 家入のツアーは、昨年9月に東名阪にて開催され、アルバム『TIME』初回限定盤Aに収録されている『5th Anniversary Live at Zepp』ツアー以来約8カ月ぶり、全国ツアーとしては2016年9月より4thアルバム『WE』を引っ提げ開催した『5th Live Tour 2016 ~WE|ME~』以来約1年5カ月ぶりとなる。

 本ツアーは、昨年5周年を迎えシンガーとしてだけではなく、ドラマ出演や朗読劇の舞台出演など様々な分野で表現力を磨いてきた家入が、改めて“歌”に専念したツアーとなっている。

 午後5時をまわるとステージに真っ白なワンピースをまとった家入が登場し、「ずっと、ふたりで」からライブはスタート。圧倒的な歌唱力で一瞬にして観客を魅了し、そのまま続けざまに3曲を歌い上げ、以下の通りに挨拶。

 「みなさんこんにちは家入レオです!! 『家入レオ 6th Live Tour 2018 ~TIME~』にようこそお越しくださいました、ありがとう! 今日はアルバム『TIME』からたくさん曲をお届けしていきたいなと思っております。バンドメンバーも新しい方々をお迎えして、ずっと憧れていた大好きな人たちの音に包まれながら、みなさんひとりひとりに届くように歌っていきますので、最後までどうぞよろしくお願いします!」

熱唱する家入レオ(撮影=高村佑介)

 その後、昨年、家入が作詞作曲を担当し、大原櫻子・藤原さくらと共に配信限定にてリリースし、ロングヒットを記録したコラボ楽曲「恋のはじまり」の家入のソロボーカル&リアレンジバージョンを披露。会場からは大きな手拍子と歓声が上がった。

 次のMCでは休み中におこなったロンドンでの一人旅で、久しぶりにプライベートでライブに行ったことについて触れ、「ライブが始まる前にドキドキした気持ちで待っていたんですけど、その時に普段私のライブに来てくれるお客さんもこんなキラキラした気持ちで来てくださってるのかなと思って。もっともっとライブという空間を大事にしたいなと改めて思って、今日こうしてみなさんにお会いできて本当に嬉しいです、ありがとうございます」と本ツアーや今の想いについて語った。

 ライブ中盤では同アルバムに収録されている楽曲を中心に披露し、デビュー曲となる「サブリナ」では力強く客席を煽ると会場は大きな掛け声と共に腕を突き上げそれに応えるなど、この日一番の盛り上がりを見せた。

 そして、「憧れていたバンドメンバーの音に包まれて、そして何より一番は来てくれたみんなの顔を見ながら歌うことができて本当にとっても幸せでした。こうやってライブをしていると、これが本当に瞬間を生きるってことなんだなと思うんです。未来のことを考えるのも大事ですけど、目の前のことを大切にしていきたいという気持ちを歌った曲があります。そんな“瞬間を生きる”ということを歌詞にしたいなと想って作った曲です」と話すと切なくも優しく「祈りのメロディ」を歌い上げ、観客の心を引き込み本編は終了した。

 割れんばかりのアンコールの歓声に再登場した家入は「何かに頑張っている人を見た時に、わたしは愛おしいなって思うんですよね、うまくいくことばかりじゃないけど、苦しくても何度でも前を向いて頑張っている人ってとても素敵だなと思って、頑張っている人に向けて作った曲です」と話し、昨日より配信開始となった最新曲「あおぞら」が初披露。チケット即日完売となった満員の客席からはこの日一番の拍手が沸き起こった。

 その後も計2曲を披露し、ツアー初日となるこの日の公演は大盛況で終了した。

 なお、2日から配信中の最新曲「あおぞら」(フジテレビ系「ライオンのグータッチ」テーマソング)の、この日初披露となったライブ映像がオフィシャルYouTubeチャンネルで4日午前8時から特別公開となっている。

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