知念里奈の子育て論「お母さんが楽しくいることが大事」エンタメから学びも
INTERVIEW

知念里奈の子育て論「お母さんが楽しくいることが大事」エンタメから学びも


記者:木村武雄

撮影:

掲載:19年11月15日

読了時間:約9分

音楽の存在

――さて、今回は映画主題歌を歌われましたが、舞台で歌うこととの違いはありますか?

 自分の中では、オリジナル曲と歌うことやCDをリリースすること、コンサートで歌うことや、舞台で歌ったり、お芝居をすることは、「表現」という大きな意味では一緒だと思っています。ですので、全く違うことをやったという感覚はなくて。もちろん私個人が歌うのと、舞台のようにいろんなキャストがいるなかで歌うのは全く違うことですが、「表現」するという意味では一緒だと思います。

――表現の違いはないにしても、気持ちの上での違いはありますか?

 舞台に出ている間は自分ではなくて、逆に自分でいる時の方が大変だなと思う時もあります。そう思うと自分自身を表現する歌手活動は大変だなと思います(笑)。全部自分の責任になりますから。今だから言えますがデビュー当時も大変でしたね。不確定要素がたくさんあるなかで仕事をしないといけない。舞台はその日、自分ができるかできないかが評価につながるので歌手とはまた違います。

――ところで、のどのケアはどうされていますか?

 昔はお酒を飲まないとか、何時までに寝るや極力しゃべらなかったりはしていましたが、今はやっていないです。それよりもメンタルが大事かなと。メンタルが整っていれば乗り越えられると思っています。もちろん、舞台では緊張はしますが、そんな時に「どれだけ練習してきたのか」を思い起こすことをしています。そうすると安心感が出来て。ですので、どれだけ準備をしてきたかが大事だと思います。

――ミュージカルは天職?

 大好きです。一番気持ちがいいなと思えますし、お芝居しながら歌うのも好きです。

――本作では「うた」をテーマに絆が描かれていますが、音楽はどういう存在ですか?

 プリキュアが、言葉が通じないユーマに歌いかけて心を繋げる素敵なメッセージです。音楽は言葉を越えて、いろんなものを超越して繋がるものだなと思っていて、改めて歌の力を感じました。私にとっても音楽はなくてはならいものです。助けてもらっているし、楽しませてもらっているし、仕事という部分だけじゃなくて好きなものです。

――今後はどういう活動を。

 全てご縁だと思っていて、舞台の役も、今回のプリキュア参加もご縁があってお仕事させて頂いて、これからもベストを尽くしていけばご縁が出てくると思っています。映画主題歌の歌詞ではないけど、一所懸命に命を燃やしたいです。

知念里奈

(おわり)

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