「プリキュア」シリーズ19作目、菱川花菜・清水理沙・井口裕香が想い語る
おいしいプリキュアが誕生
2月6日スタートの新番組『デリシャスパーティ(ハートマーク)プリキュア』(ABCテレビ・テレビ朝日系列/日曜朝8時30分~)のお披露目オンライン会見がこのほど、行われた。
2004年2月にテレビ放送を始めて以来、広く愛され続け、本作で19作目を迎える「プリキュア」シリーズ。会見では、「ごはんは笑顔」をキーワードに、“おいしい笑顔”を守るためプリキュアたちが活躍する、新シリーズの世界観などが披露された。
新シリーズ「デリシャスパーティ(ハートマーク)プリキュア」のメインキャスト、菱川花菜・清水理沙・井口裕香が公の場で初めて顔をそろえ、今作に抜擢された時の心境や、プリキュアへの熱い思いをアピール。さらに意外なプライベートや、新シリーズの見どころなどが楽しく語った。
会見にはまず「デリシャスパーティ(ハートマーク)プリキュア」プロデューサーを務める株式会社ABCアニメーション・多田香奈子さんが登壇。
シリーズ19作目となる本作について、「世界中の美味しいお料理が集まる素敵な街“おいしーなタウン”を舞台に最高にあったかくておいしいプリキュアが誕生します。『ごはんは笑顔』という本作のキーワードは、主人公の和実ゆいが大切にしているおばあちゃんの言葉です。ごはんを通じて感じるおいしい、うれしい、楽しい、そして何よりもありがとうの気持ちはきっと笑顔を咲かせ、その笑顔を共有する喜びがまた笑顔を広げてくれる。『ごはんは笑顔!』には、そんな思いが込められています」とアピール。
そしてもう一つ自身が驚いた事として、「今回主人公のキュアプレシャスを演じる菱川花菜さんとプリキュアシリーズがなんと同級生なんです!」と明かし、「2003年5月に誕生し今年で19歳を迎える現在高校生の菱川さん、そして2004年2月に誕生し、今年で19作目になったプリキュアシリーズ。今まさに菱川さんのようにプリキュアを見てくれた世代が高校生や大学生、社会人へと成長しています。彼らの心の奥に当時プリキュアを観て感じたことが残っていて、彼らの人生に何かしらの影響を与えていたら、それはとても素敵なこと。今作も見てくれた子供たちが大きくなった時に、作品を観て感じたこと、考えたことが思い出されるような作品をめざしたい」と大きな目標を掲げた。
続いてはメインキャストの声優を務める菱川花菜、清水理沙、井口裕香、そしてキュアプレシャス、キュアスパイシー、キュアヤムヤムの6人が登壇。メインキャストより、本作への出演が決まった時の感想を語った。
【キュアプレシャス/和実(なごみ)ゆい】を演じる菱川花菜は、「私は保育園の時に妹とおもちゃの取り合いをするくらい「フレッシュプリキュア!」が大好きだったので、オーディションを受けられるって聞いた瞬間にめちゃくちゃテンションが上がってしまいました。事務所でサプライズで合格発表された時は、もう全然信じられなくて......。今でもアフレコの収録中にこれは夢なんじゃないかと思うことがあるんですけど、今日プレシャスやキャストの皆さんとご一緒して夢じゃないんだと思いました」と喜んだ。
【キュアスパイシー/芙羽(ふわ)ここね】を演じる清水理沙は、「合格は事務所でマネージャーさんがサプライズで伝えてくれたんですが、本当に舞い上がってしまい夢のようでした。幸せで胸がいっぱいなんですけれども、同時に身の引き締まる思いもして、先輩たちが大事につないできた思いをしっかりと受け継いで、キュアスパイシーここねを全力で演じたい」と意気込んだ。
【キュアヤムヤム/華満(はなみち)らん】を演じる井口裕香は、「プリキュアはずっと声優としての目標だったので、その夢が叶って、しかもこんな可愛いヤムヤムを演じられるって聞いた時は、嬉しさと驚きと感動、今までの思いなどがごっちゃになって本当に胸がいっぱいになりました。今の私だからこそ演じられるヤムヤムの魅力をお芝居で伝えていけるように頑張ろうと思って、今アフレコに臨んでいます」と明かした。
続いて3人は、それぞれが担当するキャラクターの「ココが好き!」という部分を発表。
菱川花菜は、「ゆいちゃんはとっても食べるのが大好きでかわいい女の子なんですが、キュアプレシャスに変身した瞬間に超かっこいいヒーローになるんです!あと食べるのが大好きなんですが、一人で全部食べるんじゃなく、ここねちゃんやヤムヤムちゃんたちも巻き込んで、おいしいご飯をみんなで食べられたらいいよねという素晴らしい考え方の持ち主なので、そんな三人のほっこりするところや、どんどん尊いものになっていくところもぜひ楽しんで頂けたら...」とアピール。
清水理沙は、「ここねはクールビューティでちょっと近寄りがたい印象なんですが、すごくかわいくて、オシャレやメイクが大好きな優しい心を持った子です。ここねはかわいい物をみるとクールな表情から乙女な顔に変わる。クールさとかわいさを兼ね備えているここねちゃんが大好きです。一人でいることに慣れている子なんですが、これからゆいちゃんやらんちゃんと出会うことで、どんどん成長して魅力が増していくと思います」
井口祐香は、「らんの元気いっぱいで一直線なところが大好きです。でもたまに好きなものへの情熱が高まりすぎて、みんなが付いていけなくてキョトンとしちゃうところも。そのギャップや温度差に彼女も悩んだりするんですけど、好きなものは好き!というまっすぐなところが彼女の魅力だと思います」と、それぞれ語った。
また、食べ物への好奇心が人一倍強く、SNSにも食べ物の投稿をしてその熱い思いを広げていく情熱的な一面がある華満らんにちなみ、「人一倍情熱的になれること」を聞かれた井口は、「可愛いものが大好きです!私もSNSをくまなくチェックしたり、ステキなものをみつけたら共有したり、SNS を駆使して可愛いものを探すのが大好きです」と即答。
一方、一人で過ごす時間を大切にしている芙羽ここねにちなみ、「癒やしの時間」について聞かれた清水は、「最近将棋を指すのがすごく好きになって、盤の上にパチンパチンと一人で駒を置いていく時間がとてもやしの時間になっています」と意外な趣味を告白。「プロの棋士さんの棋譜を並べるのが大好き。それで頭をリフレッシュすることで、アイデアが沸くこともあるので、本当に大切な時間」なのだとか。
そして「ご飯は笑顔!」というおばあちゃんの言葉を大切にしている和実ゆいにちなみ、「大切にしている言葉」を聞かれた菱川は、「『ありがとう』と『ごめんなさい』は、いくつになっても絶対にちゃんと言えるようにしたいと思っています。『ありがとう』や『ごめんなさい』みたいなシンプルな言葉って、なかなか言いにくい時があると思うんですけど、そういう時こそ自分の気持ちをちゃんと伝えるのが大事だなって思います」と話した。
会見では、このほか、3人が頑張りたい時、元気になりたい時、勝負に挑む時など、まさに大事な時に食べることで力を分けて貰える料理、「私のプレシャス(大切な)ごはん」を披露。「ラーメンが大好き!」という菱川は、「何かいいことがあった日とか、山場を超えた日とかに、お母さんと一緒に行く」というちょっとお高いラーメン屋さんの「元気が出るラーメン」を。
清水は「行きつけのイタリアンがあるんですが、そこのパスタが格別に美味しくて、もうぜひ皆さんにも食べて頂きたいくらい」と熱弁。「店員さんもすごく優しくて、いつも元気を貰える、私にとってはなくてはならない場所」だと話した。
井口は「お母さんが作ったコロッケ」をあげ、「これはもうどこのコロッケにも負けない。特別な具材が入っているわけでもないのに、めちゃくちゃ美味しい。一日8個は食べれちゃうんです」と笑顔を見せた。