グループの課題
――メジャーデビューからここまで活動してきて、見えてきた課題はありますか?
加納嘉将 いまグループは日本はもちろんですが世界に向けて活動も始めました。英語やポルトガル語が喋れるメンバーもいるんですけど、話せるメンバーがコミュニケーションを取れるなかで、自分達が話せなかったりすると、そこでのコミュニケーションがおろそかになってしまったりというところは正直感じています。もちろんパフォーマンスや歌、ダンスもそうなんですけど、一人ひとり海外で活動していく上でのそれ以外のコミュニケーションなど、他の部分も成長できていけたらいいなと思います。
松井利樹 いま言った語学ももちろんなんですけど、もっともっとパフォーマンスの面でも、ダンスもラップも、個人としては更にスキルアップが必要だと常々感じています。レコーディングしたときもパフォーマンスをしたときも「もっと成長しないと」というのは凄く感じています。
奥田力也 パフォーマンスはもちろん、こうしてインタビューなど取材をして頂くにあたって、僕達が何を伝えたいかとか、何を目的として世界進出しようとしているかというのを、もう少しみんなで話し合って、内容を固めてプレゼンすればもっともっとたくさんの人に知って頂けるのかなと思っています。そういった「自分達がどう伝えていきたいか」という目標面をもっと今後は固めて、更にBALLISTIK BOYZのことを知って頂けるようにということを、今後はもっと成長していきたいと思います。
深堀未来 個人的な意見かもしれませんが、この間マレーシアに行って現地の人と関わって、マレーシアの文化というのを全く知らない状態で行ってしまったので、上手くキャッチボールができなかった部分があったんです。どこの国に行くにしろ、自分達もその国に興味を持ったほうがみなさんも僕達に興味を持ってもらえると思うので、そういうところもしっかりと文化を学んで、パフォーマンスするにしても、その文化から何かヒントを得て、「この国ではどうやったほうがいい」というのが見えてくると思うんです。その国の文化を学んでから行きたいなと思います。
――海外の文化も学んだうえで、世界に広がっていきたいと。
日高竜太 初めてマレーシアに行って海外でパフォーマンスしてみて、語学という点でも喋れるようになりたいと痛感しました。世界でやっていく上で全員が対応力をつけていかないといけないなと思いました。海外では、いきなり中止になったりとか急に「何かして」と振られたりとか、色んなことが起きるんだなと思いました。慣れていくものなのかなとも思うんですけど、そういう時いつでも「OK」という感じでやれるくらいの自信は持っておきたいと思いました。世界で通用するためにはもっともっと磨いていかないと駄目だなと思いました。
――パフォーマンス面以外での向上心も高いのですね。
日高竜太 喋れないぶん余計に感じました。パフォーマンスと歌で見せなきゃと思ってやったら、やったぶんだけ返ってきたという感じがあったので、それはやっていても凄く気持ち良かったし、それがもっとレベルが高くなっていったらより良い感じになると思っています。
海沼流星 僕も課題は凄くあるんですけど、自分達はまだ新人で、色んな所に行けば自分達を知らない方がたくさんいる中でのパフォーマンスなので、「こういう子達いるんだ」という程度で見られると思うんです。でも、これからどんどん曲を出していって色んなことをやっていく上で、自分達のことを応援してくださるファンが増えていくという中でも、その上で飽きられないためにはどうするべきかと考えています。一人ひとりの実力を上げて、それをグループの力にするというのが、これから世界を目指して行く上で大事なポイントになってくると思います。今のうちに見せ方や歌の面、パフォーマンス面の実力を上げて、自分達が目指している目標に近づければという風に思います。
砂田将宏 みんなが言ったことに加えて、ステージの場数を踏んで経験値を上げて、慣れていくというのも大事だと思っているので、次にライブで行く台湾は初めてなので、とにかく場数を踏んで、その国のことを知って、その国でのパフォーマンスの仕方を学んで、自分達のものにしてというか、とにかく今は場数が必要だと思っています。
――BALLISTIK BOYZの今後の目標としては?
日高竜太 ワールドツアーです!
奥田力也 空港で写真撮られたいです(笑)。
砂田将宏 全員がセレブリティになりたいです。海外で日本人と言えばBALLISTIK BOYZの名前が出るようになりたいです。
加納嘉将 「今みんなどこいるの? 中国にいるよ」みたいになりたいです。「竜太君どこいるの?」
日高竜太 「東京にいるよ」みたいな。
砂田将宏 「いまビバリーヒルズ」って(笑)。
加納嘉将 そういう会話がしたいです。
――どれくらいの期間でそこに達したいですか?
砂田将宏 規模にもよるよね?
日高竜太 そうだね。先輩方でもワールドツアーをしている方もいますし、その規模感がどの国に行っても同じサイズ感でやれるくらいの、日本でドームとかで自分達がやれるときは、世界でもそのくらい、それ以上の規模感でやれるようなアーティストになれたら嬉しいです!
(おわり)
作品情報
「44RAIDERS」
2019年10月23日リリース
RZCD-86935/B(CD+DVD) 1800円 (税抜:1636円)
RZCD-86936(CD) 1000円 (税抜:909円)
<CD>
1. 44RAIDERS
2. Most Wanted
3. 44RAIDERS (Instrumental)
4. Most Wanted (Instrumental)
<DVD>
DVD:1曲収録
1. 44RAIDERS (Music Video)