七海ひろき、デビュー作は“ラブレター”「記憶に残るアーティストになりたい」
七海ひろき
元宝塚歌劇団の星組元男役スター・七海ひろきが20日、都内で、自身初のワンマンライブ『One-manLIVE773“GALAXY”』を開催。21日に控えるミニアルバム『GALAXY』でのメジャーデビューに向けて「誰かの心と記憶に残るアーティストを目指したい」と意気込みを語った。
今年3月に宝塚歌劇団を退団した七海にとって自身初のワンマンライブとなる。開演に先立ち報道陣に公開されたリハーサルで七海は、凛とした佇まいでキレのあるポーズと芯のある伸びやかな歌声を披露した。
その後の囲み取材では、メジャーデビューへの思いを「歌に乗せて自分の気持ちを届けられるのは凄く嬉しい」と語った七海。ライブやミニアルバムに込めた思いなどを明かしていく。
ミニアルバムにはオリジナル曲とカバー曲を収録。そのうちのオリジナル曲は「私にとってのラブレターのようなイメージ。それが伝わったらいいなと思います」と語った。なかでもこの日初披露となる「愛し君へ」は自身が作詞・作曲を手掛けた曲で、同作収録の「片思いの君へ」とは別目線で、各収録曲の世界観に繋がるように制作した思い入れのある曲だという。
一方のカバー曲。そのひとつ「WHITE BREATH」は「昔から十八番だった」といい、「バンザイ~好きでよかった~」についてはもともと好きな曲だったことに加え、自身のラジオ番組のエンディングテーマだったこともあり、選曲したようだ。
そんなミニアルバムは「全部の曲に思い入れがあります」といい「ポエトリーリーディングの『GALAXY』は、いままでのファンの方の思い入れと、これからの自分の気持ちを込めて書いた」と作品に込めた思いを明かした。
また、話題は作詞方法にも渡った。宝塚歌劇団に在団していた当時から、役になりきり手紙を書くことが好きだったといい、作詞にもそれが反映され、何かの役として書くという。今後も違う誰かの心情を書いていきたいとも述べた。その一方で、楽曲には「応援してくださるみなさまに想いを込めることが多い」とも明かした。
ソロアーティストとしてスタートラインに立った七海。今後の目標は「何年か先にも誰かの心と記憶に残るアーティストを目指したい」。改めて「七海ひろき、デビューしました。みんな応援してね!」と笑みをみせた。【取材・撮影=平吉賢治】