TAKAHIRO、映画現場にクレープ屋まるごと差し入れ 高嶋政宏「嬉しかった」
EXILE TAKAHIROが20日、都内でおこなわれた、時代劇映画として初主演を務める『3人の信長』(9月20日公開)完成披露試写会の舞台挨拶に浴衣姿で登場。同じく主演を務める俳優の市原隼人と岡田義徳、出演するE-girlsの坂東希ら出演者とともに、制作エピソードなどを語った。共演した俳優の高嶋政宏は「TAKAHIROさんからクレープ屋一軒差し入れ、あれが嬉しかったですね」とTAKAHIROがケータリングサービスを差し入れしたことを明かした。
『3人の信長』は、永禄13年の戦国時代の日本を舞台に今川義元軍に捕らえられた3人の織田信長を名乗る影武者と今川軍の蒲原氏徳の命がけのコンゲーム合戦(騙し合い)を描いた時代劇エンターテインメント。渡辺啓監督が脚本・監督を務めた。舞台挨拶には渡辺監督と主演の3人と坂東、そして共演する俳優・高嶋政宏や前田公輝が登場した。
今回が時代劇初挑戦となるTAKAHIRO。織田信長を演じることについて「誰もが知る人物なのでプレッシャーも感じたのですが、企画を聞いて楽しそうだなと思ってワクワクして撮影に臨みました。織田信長についてもさらに興味が湧きました」と振り返る。
市原は「当時を生きた人は誰もいないので、僕ら3人がそれぞれ演じた僕らなりの信長を楽しんで欲しい。本当に時代劇を覆すようなエンターテインメントです」と作品について熱い想いを語る。
岡田も「率直にこの3人でできるというのは嬉しかったです。三者三様で不思議で面白い感じです」と話す。
蒲原氏徳を演じた高嶋は「3人が息ぴったりで楽しかったですね。大人のセクシーなジョークに反応してくれて(笑)」と当時の現場について話す。
さらに「TAKAHIROさんからクレープ屋一軒(ケータリング)差し入れ、あれが嬉しかったですね。僕は甘い物は普段食べないんですが、甘いのと、ソーセージの入ったやつと2つも食べてしまいました」とTAKAHIROからクレープのケータリングサービスの差し入れがあったことを明かした。
TAKAHIROは「島根の山奥でお店もなくて、スケジュールもタイトで大変だったので何か喜んでもらえるものをささやかながら」と差し入れについてコメント。
坂東は「初めての時代劇で緊張していました。皆さんと一緒の撮影ではなかったので、皆さんと一緒に撮影したかったなと。いつもは女の子ばかりの現場なので皆さんに優しくしてもらって嬉しかったです」と楽しい現場になった様子。
山奥での撮影は虫にも悩まされたという。渡辺監督は「TAKAHIROくんの着物の中に蛾が入って、その時の声が意外と高かったのでそんな声出すんだと」ハプニングもあったと明かす。
また、「重いシーンがあって、TAKAHIROくんが気を使って笑わせようとちょんまげ姿のまま上半身裸でジャージという出で立ちで現場に来て、それを見た市原くんも『パンプアップしてる!』と言って」とTAKAHIROが現場を和ませていたエピソードを語った。【取材・撮影=松尾模糊】