香取慎吾「すごく白熱」東京五輪ボランティア制服お披露目、選考委員で参加
香取慎吾が19日、都内でおこなわれた『フィールドキャスト・シティキャスト ユニフォーム発表会』に出席。東京2020組織委員会が東京オリンピック・パラリンピックのフィールドキャスト(大会スタッフ)とシティキャスト(都市ボランティア)のユニフォームを発表。ユニフォーム選考委員を務めた香取は、11万人以上が着用するユニフォームによって「新しい日本、東京が始まるような大会になったら嬉しい」と期待を寄せた。
東京2020大会のユニフォームは、フィールドキャストとシティキャストあわせて11万人以上の人々が着用する。年代、性別、国籍問わず快適に活動できるよう、「暑さ対策・持続可能性・多様性」の3つの観点からスポーツメーカー大手のアシックスが開発。香取はユニフォーム選考委員会委員を務めた。
青い半袖のポロシャ風ウェアとライトグレイのズボンのシティキャストのユニフォームを着て登場した香取は「初めての選考委員でこういう形で発表となって、まさか自分が着て登場するとは思っていませんでした(笑)」と会場を和ませながら「着心地はいいです。外からの見た目だけじゃなくて、着た時のことも皆さんいろいろ意見を出して頂いていたので」とその出来に満足した様子。
選考を振り返り、香取は「すごく白熱していました。一人ひとりの意見を聞いて下さって、一度決まりかけたことも一人の意見で覆ったり、時間が無いのでこれでと言う方もいながら、いやまだ一から決め直そうという意見もあったり…」とその様子を明かした。
発表会に出席した、多羅尾光睦・東京都副知事は「大会スタッフはアスリートとともに大会の主役として、ボランティアの方々は都の顔として大会やボランティアへの理解が深まれば」とコメント。
また、同じく生駒芳子・ユニフォーム選考委員会座長は「去年11月から各専門家が集まり集まりまして、意見を重ねて参りました。東京、日本らしいものができたと思っています。猛暑の中、清涼感を感じられるものになりました。このユニフォームを着て大会スタッフ、ボランティアの方が活躍することで新たな東京の顔がうまれると思います」とユニフォームについての想いを語った。
最後に、香取は「2020年の夏、ボランティアやスタッフの方のことを思って作ったユニフォームです。皆さんの活躍で東京2020大会が盛り上がることを期待しています。いよいよ一年後に日本でオリンピック・パラリンピックがおこなわれます。新しい日本、東京が始まるような大会になったら嬉しい」と期待を寄せた。
発表会後には、香取が報道陣による囲み取材に応じた。
改めて、香取は「こんなに自分もしっかり意見を言わせてもらえて嬉しかった」と選考委員会を振り返り「ユニフォームの気に入っている部分はズボンが(切り離して)半ズボンにもなるところです」とお気に入りのポイントも明かした。
デザインについて尋ねられると、香取は「この透け具合もこだわっています。デザインの入り口によって体のラインの見え方も変わりますし。僕は細く見えて欲しいので、もうちょっとロゴの位置を変えたほうがいいんじゃないかとか細かいところも意見を出していました」とそのこだわりについても強調。
また、11万人を超える人々がユニフォームを着用することに関し「選手のかたもそうですし、大会スタッフもボランティアの方々も皆さんの活躍が東京2020大会の成功に繋がるのかなと思います。その中で難しいこともたくさんあると思うのですが、暑さ対策としてユニフォーム設計を頑張りましたし、暑さの中でも皆さんに喜んでもらえるように皆さんに頑張ってもらいたい」と大会スタッフやボランティアの人々に呼びかけた。【取材・撮影=松尾模糊】