椎名林檎と櫻井敦司(BUCK-TICK)によるコラボレーションが、ネット上で「美しい」「女王と魔王」などと話題を広げている。

 5月31日にテレビ朝日系で放送された『ミュージックステーション』の中で、椎名と櫻井はツインボーカルで楽曲「駆け落ち者」を披露した。

 同曲は、椎名の5年ぶりとなるアルバム『三毒史』に収録されているもの。5月2日に先行配信がはじまり、各方面で話題を呼んでいる楽曲だ。

 司会のタモリは、椎名に「どうして一緒にやろうと思ったの?」とコラボした背景を尋ねた。

 椎名は「アルバムに危険な場面を描きたくて、危なっかしい表現をするにはこの方しかいないと思いまして。素晴らしいボーカリスト、櫻井さん」とオファーした理由を語った。

 櫻井は「なぜ僕なのか、最初、わからなかったんですけども、林檎さんから櫻井さんをイメージして曲を作りましたというメッセージをいただいたので」とすると、タモリは「それはちょっと断れない…」と合いの手。櫻井は「光栄に思いました」と受け入れたことを語った。

 近距離のツインボーカルとしてステージに立った椎名と櫻井。それぞれの圧巻の歌唱力が際立つサウンドのもと、妖艶さや力強さでテレビ画面を埋め尽くす圧倒的なパフォーマンスを披露した。

 この2人のコラボにネット上で反響が起こり、「美しすぎた」「美の圧力にテレビ画面がヒビ割れるかと思た」などと、2人の″美しさ″に称賛の声が挙がった。

 さらに、「女王と魔王だった。最高!」「女王様と魔王様最高すぎてすぎて発狂しました」「魔王に取り憑かれた女王」「魔王を従える女王感が痺れる」などと、椎名を女王、櫻井を魔王と形容して話題を広げた。

 この演奏は、チリヌルヲワカのユウ、Base Ball Bearの関根史織、ゲスの極み乙女。のほな・いこかがバックバンドを構成。そのため、「後ろのバンドメンバーも豪華というかなぜこのメンバーが集まっておるの、、、!?」などと驚嘆の声も。パフォーマンス後、感想を問われた椎名は「もう、危なっかしくて」と笑顔を見せた。

 また、この日出演していたギタリストの布袋と櫻井は同じ群馬出身。布袋は自身が所属していたBOOWYの「ちょっと後輩」と紹介し、「こんなに日本を代表するバンドまでね、成長したっていうか、リスペクトできる」と櫻井やBUCK-TICKへの敬意をこめた。

 サブ司会の並木万里菜アナウンサーが「どうして群馬にいっぱいいるんですかね?」と尋ねられた布袋は、「いや、こんな綺麗な人はあんまいないです。久々に会って櫻井君と目を合わすとドキドキしちゃうもんね」と述べると、櫻井は苦笑い。

 今回が24年ぶりのMステ出演だった櫻井は「お会いしたかったです」とタモリらに白い歯を見せていた。

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