元KARA・ニコル「後悔しないようにやりたいことを」人として成長出来た充電期間

後悔しないようにやりたいことをやろうと決めた

ニコル

――最近考えること、悩みとかありますか。

　悩みは時間が経つのが早すぎることです。本当に早くて…。充電期間中に行ったヨーロッパから帰ってきて、後悔しないようにやりたいことをやろうと決めました。行きたいと思ったところには行って、髪の毛もピンクにしたいなと思ったらやったり。結婚の予定はないんですけど、もし結婚したら、「私１人の時間はどれくらい残ってるんだろう？」と考えちゃうんです。

――自由がなくなっちゃう？

　やっぱり旦那さんがいると気を遣ってやりたいことはそんなに出来なくなると思うんです。なので、結婚するとしても年下の人が良いかも（笑）。

――主導権を握りたいんですね…。

　そうそう（笑）。自分でコントロール出来ますから。

――やりたいことが沢山あるんですね。

　自分がちゃんと青春出来ているのか不安になりますから。でも、ヨーロッパを回って人生に必要なことが色々わかったんです。もっと人生を楽しみながらやっていくのも良いんじゃないかと、周りから言われて、自分もそうなんじゃないかなと思えたんです。遅いスタートかも知れないんですけど。

――全然遅くないと思いますよ。その中で一番やってみたいことは？

　カメラを始めたんですけど、またヨーロッパに行って色々写真を撮りたいです。今年中か来年には行きたいと思っています。あと、私ハワイにまだ行ったことがないんです。

――それは意外でした。お仕事でも行ってそうな感じでしたが。

　それが、ハワイに行こうとするとキャンセルになったり、ケガをしたり病気になったりと何か起きるんです。それもあって「私はハワイには行かない方が良いのかな」と考えるようになってしまって…。でも、ハワイのような島に行ってみたいです。モルディブやセブ島、ハバナとかも良いなあと思っていて、ラテンアメリカみたいなところに行ってみたいんです。

――旅がしたいということは、活動休止中に訪れたヨーロッパの旅がすごく良かったんですね。

　本当に人として成長出来たなと感じています。体を休める事が出来たし、色々考える事も出来たので。その中でやりたいことも見つかりました。

――10年前のニコルさんとはもう別人なくらい変わったんですね。

　変わりました。絶対今の私の方が良いですよ（笑）。

――音楽についてお聞きしますが、音楽活動の中で一番こだわっている部分はどこですか。

　楽曲を活かすというところです。そのコンセプトをしっかり伝える、骨に肉をつけるような感覚で歌うことです。曲を活かすためだったら何も惜しみません。皆さんにしっかりと曲の意味を伝えたいんです。

――ニコルさんは日本語がすごく上手いですけど、例えば、日本で活動する時は日本語で歌うじゃないですか、やっぱりしっかりと意味も把握して？

　もちろん意味も調べます。英語の曲でも韓国語と日本語の翻訳を比べたりします。

――韓国語と日本語で違うものなのですか？

　それが違うんです。アメリカのドラマを観るときも、たまに韓国語と日本語の両方で見比べるんですけど、表現が違います。日本語はすごく優しく翻訳しているイメージがあって、韓国語は割とアメリカの表現に合わせて、ちょっと危ない表現もそのまま訳してる感じがあります。

――それぞれスタイルがあって面白いですね。日本語というところで、KARA時代で大変だったことは？

　バラエティ番組ですね。慣れていない発音だと脳で考えて、言葉にするまでに時間が掛かっちゃうんです。当時は簡単な言葉でもすごく喋るまでが大変で、バラエティ番組はスピード感も重要なので。ヒアリングも難しくて、笑いのポイントとかも言葉ではわからないので、最初の何カ月かは周りを見て判断してました（笑）。あと、「ありがとうございました」や「お疲れ様でした」が人によってすごく早くてわからない時もありました。

――もしかしたら早いだけではなくて「あ（りがとうございま）した」と略して発音している可能性もありますね…。

　それ「明日」って言ってるのかと思ってたかもしれないです（笑）。

――仕事では使わないですけどね（笑）。さて、最後にファンの方へメッセージをお願いします。

　先日は『KANSAI COLLECTION 2019S/S』のステージにも立たせて頂いた時は、皆さん会いに来てくれて本当にありがとうございます。今年は色々と活動の準備をしているので、皆さん楽しみにしていて下さいね！

（おわり）