KARAニコル、幸せになるために欠かせないものとは
INTERVIEW

ニコル

幸せになるために欠かせないものとは


記者:村上順一

撮影:村上順一

掲載:24年03月05日

読了時間:約6分

 KARAのニコル(NICOLE)が、ドリーミュージックソロシングル第二弾「GRAVITY」をリリース。タイトル ”Gravity=引力” のように、惹かれ合う2人の世界観を、一度聴いたらクセになるビートで展開する「Gravity」と、カップリングには前作「Selfish」をりーね(リさん)がRemixした「Selfish Ri-mix」を収録している。インタビューでは「Gravity」のレコーディングエピソードから、歌詞をどう捉えていたのか、活動していく中で心がけていることを聞いた。【取材・撮影=村上順一】

「Gravity」から感じたこととは

村上順一

ニコル

――昨年開催されたファンミーティングを改めて振り返るといかがでした?

 もちろん楽しかったのですが、1日2回公演は体力的にちょっと大変でした。名古屋にはすごく久しぶりに行けましたし、それもあって名古屋は特に熱かったと思います。最後にソロで名古屋でイベントをしたのは、確か2015年くらいだったので、ファンの皆さんがすごく喜んでくれているのが伝わってきました。

――久々だったんですね。なにか名物は食べられました?

 天むすを食べました! 美味しかったです。

――さて、新曲の「Gravity」をシングルとしてリリースされたのはどんな流れがあったのでしょうか。

 2〜3曲ほどシングル候補曲をレコード会社の方からいただいて、その中で「Gravity」がいいなと思いました。EDM、アフロ・ファンクのような楽曲で、26歳〜27歳頃の時にやってみたいと思っていたジャンルなんです。そういう曲を作っていただきました。

――レコーディングはいかがでした?

 ずっとボーカルレッスンをしていたので、それのおかげもあるのかもしれないのですが、すごくスムーズで早く終わりました。また私のボイストレーニングをしてくださっている先生から、「この曲(Gravity)はニコルにとても合っているよ」と言っていただけましたし、キーの高さなども絶妙で、いろいろ私とマッチしていたおかげでスムーズに録り終えたと思います。

――ニコルさんがレコーディングでこだわっていたところは?

 同じフレーズをリピートするところは特に意識していました。印象的なパートだと思うので、少しでもいい感じに聴こえるように頑張りました。

――歌詞にある<It’s written in the stars>の意味は直訳すると「それは星に書いてある」みたいな感じになるのですが、どのように解釈するのが良いですか。

 直訳すると確かにそうなんですけど、「運命にも書いてある」というイメージなんです。私たちの運命はもう決まっているよって。

――歌詞の内容を見るとラブソングの面が強いと思うのですが、これをファンの方に重ねられたりとかできると思うんですけど、ニコルさんはどういう気持ちで歌っていましたか。

 私は恋愛のイメージが強かったです。私が好きな曲に映画『グレイテスト・ショーマン』のオリジナルサウンドトラックの中で「リライト・ザ・スターズ」という曲があって、それはラブソングなのですが、「Gravity」の歌詞にある<It’s written in the stars>とちょっと似ているので、そう感じたのかもしれないなと思いました。「リライト・ザ・スターズ」は運命を書き直そうという意味なので。

――リンクする部分があったんですね。振付もしなやかさもあり、すごく美しいなと思いながらMVを観ていたのですが、どんなところに注目してほしいですか。

 サビで手で星を作るような振付が印象的だと思うのですが、私はダンスブレイクのパートが特に気に入っています。この曲の魅力をすごく押し出していると思って、そこに注目してもらえたら嬉しいです。

――MVの撮影場所も雰囲気があって素敵です。これは日本ですよね?

 はい。静岡県の伊豆で撮影しました。閉鎖してしまった植物園みたいです。私は日本でミュージックビデオを撮影するのが初めてで、韓国とは撮り方、たとえば撮る角度とか違うので興味深かったです。

――伊豆はいかがでした?

 海がすごく綺麗でした。季節的に入ったりはできなかったのが少し残念でした。時間があったら海をちゃんと見に行こうと思っていたんですけど、ホテルから海に行くまでのルートが見つけられなくてあきらめました(笑)。ですので、ホテルでスタッフさんたちと一緒にハイボールを飲みながら海を眺めていたのですが、それもいい思い出になりました。

――撮影で印象的だったことは?

 また、植物に囲まれている中でイスに座っているシーンがあるんですけど、後ろが崖みたいになっていたので、ちょっと怖かったです。ちゃんとスタッフさんにテストしていただいているので安全だったんですけど、後ろに落ちるんじゃないかと、実は内心ヒヤヒヤしていました。

――今回アフロ・ファンクというジャンルでしたが、今後やってみたいジャンルはありますか?

 以前ちょっとお話ししたかもしれないのですが、レトロポップをやってみたいです。たとえば今よく聴いているXGの楽曲もちょっと昔の香りがあって、そこに今の香りもあるので、そういう音楽もやってみたいなと思っています。

自分の幸せのために生きている

村上順一

ニコル

――ニコルさんはオフの時間はどんなことをされてるんですか?

 しっかり休むことにしています。最近は家で映画を観たり、友達と会ったり、もしくは寝ていることが多いです。ありがたいことにお仕事がたくさんあって、お休みの日がそんなにないので、最近はそういうパターンになりました。休める時は休むことを徹底しています。

――お休みの日などで最近観た映画やドラマで印象的だった作品は?

 最近のお気に入りは『ザ・クラウン』です。イングランドのエリザベス女王やダイアナさんのお話で、最後のシーズンが始まったので、ずっと観ています。

――歴史のドラマとかお好きなんですね。

 はい、昔から歴史ものは好きです。

――ちなみにニコルさん、俳優のお仕事への興味は?

 過去にKARAで短い作品に出演させていただいたことはあって、それ以降やったことはないんです。女優さんになりたいとかそういうわけではなにのですが、もしチャンスがあればやってみたいです。

――今ニコルさんが活動していく中で掲げている信念は?

 う〜ん難しいんですけど、私は自分の幸せのために生きているということです。

――幸せになるために欠かせないものやことはありますか。

 私はやっぱり音楽が好きなので、音楽があるだけで幸せになれます。ですので、このお仕事を今やれていることがすごく幸せなんです。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

 2024年はいろんな活動の準備をしているので、もっといろんな場所で会えると思います。期待して待っていてもらえると嬉しいです。引き続き、応援の方、宜しくお願いします!

(おわり)

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