MINMI「アースを感じたい」手作りプラネタリウムで熱唱、次男あいら君とも

MINMIとあいら君
Chara、BONNIE PINK、MINMIが15日、TOKYO DOME CITY HALLで、コンサート『TOKYO FM&JFN present EARTH×HEART LIVE 2019』に出演。母として、シンガーとして輝く3人が母なる地球をテーマに歌と思いを届けた。このうち、2017年にデビュー15周年を迎えたMINMIのステージの模様を以下にレポートする。
BONNIE PINKに次ぎ、2番手に登場したのはMINMI。DJとギター・ベースが先に構えたステージ。まだ明かりが落とされた空間のなかで、MINMIによる「シャナナ☆」をアカペラが響き渡る。突き抜ける歌声、高まる期待。
<今夜は歌おうよ>
そう歌詞を変え、「皆一緒に歌うよ」「きょうは皆に繋がりに来たよ!」と叫び、そして、いよいよMINMIが登場する。マイクを持ち、下手から中央へと歩く。手を振り、笑顔を見せ、「皆の声を聞かせて」「皆一緒に自由になろうよ」「この天井を突き抜け自由に」「地球を一緒に感じる準備は出来ていますか!」と煽る。ピアノ伴奏のもとで思いを伝える。
「ここに来る前に上野公園の桜を見て、本当に綺麗で、2019年の東京の桜、いつもよりも一段と綺麗。令和と言う新しい時代はきっと美しい時代がくると感じてならない。桜が咲いては散って、そして咲いて。これが2000年以上続いている。私は思う。散ることに向かっているのではなく、何歳になっても散っては咲いて散っては咲いては、私たちは何歳になってもまた咲く」
そう語り「さくら ~永遠~」を披露。和の要素を感じさせるサウンドに乗るメッセージ性の強い歌詞。そしてMINMIのソウルフル且つ伸びやかな歌声がオーディエンスの心を射抜いていく。
歌い終え、エレピの前の椅子に腰を掛けると「好きなラブソングです」と「If AIN'T GOT YOU」をカバーした。ここで「自然の中で歌うのが好きで、アースを感じたいと思い、手作りプラネタリムをやりたい」と照明を落とすと、オーディエンスのスマホライトを点灯させ、白光の星空を演出。
「天井の向こうには夜空があって、東京の夜空はなかなか星が見えづらい。でも普段必要している電気を消したら実は素晴らしい星空が広がって。星がないのではない。今日の夜にも私たちの頭の上にたくさんの星が光っていて。電気がないと困る、そんな生活を私たちはしているけど、電気がなくて見える星空に夢や力、勇気をもらったり。そういうことを少しでも感じたい」
そして「島国に生きている感謝を、力を感じた時に出来た曲です。聴いて下さい」と「アイラ」をピアノの弾き語りで優しく歌い上げた。「自然の中にいると、無限になんでも出来るような気持ちになる。地球を感じられるライブにしたかった」とこの日への思いを述べ、自身が携わっている環境省プロジェクトで生まれた楽曲「mother earth~森里川海のうた~」を披露。
プロデューサーから「小さい子供から大人までが歌える、童謡のような曲を作ってほしい」との要望を受けて作曲したという同曲にコーラスで参加している、次男のあいら君がステージに登場。あいら君は礼儀正しく、ステージ中央で一礼すると、ピアノを弾き語る母・MINMIの横に座り、一緒に歌い上げた。
マイクをしっかり持ち、はっきりと聞こえる声で力強く真っ直ぐに歌い上げるあいら君。体を揺らしながら弾き語るなかで、時折、その姿を横目で確かめるMINMI。美しき親子の姿がそこにはあった。
「今日の出会いは次のハッピーにつながると思います。最後は一緒に歌おう!」と、ラストは「シャナナ☆」。タオルを回したり、手を左右に揺らしたりするオーディエンス。大盛り上がりのなか、ステージを終えたMINIMIは「デビューする前からのファンだったBONNIE PINKさんとCharaさんと同じステージに立てて本当に光栄でした」と笑顔を見せ、後にした。
このコンサートは、TOKYO FMをはじめとするJFN加盟38社が主催。ステーションメッセージである「アースコンシャス~地球を愛し、感じる心」、「ヒューマンコンシャス~生命を愛し、つながる心」の理念を象徴。第1回の開催から30年目を迎える今回は、“SONG OF MOTHER EARTH(母なる地球をつなぐ歌)”をテーマにこのメッセージに共感した3組が出演した。
なお、この模様はTOKYO FMで、4月22日午後7時から放送される。
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