Chara「踊ったりしない?」ミモザ衣装で熱唱、圧巻の歌声 跳ねるリズム
Chara
Chara、BONNIE PINK、MINMIが15日、TOKYO DOME CITY HALLで、コンサート『TOKYO FM&JFN present EARTH×HEART LIVE 2019』に出演。母として、シンガーとして輝く3人が母なる地球をテーマに歌と思いを届けた。このうち、2016年にデビュー25周年を迎えたCharaのステージの模様を以下にレポートする。
この日のトリを飾ったのはChara。キーボード、ギター、ベース、ドラム、サックス、コーラスという豪華編成。まずはラッパーのBASIが盛り上げる。場内が「Chara」コールが飛び交うなかで、「元気?」とコード付きマイクを握りしめ、黄色の衣装に身を包んだCharaが登場。ファンクに「JuniorSweet」を披露する。グルーヴィーなサウンドのなかで囁くように歌うChara。サビでは突き抜ける圧巻の歌声で届ける。彼女の歌声に高揚するオーディエンス、そしてプレイヤー。ピュアに音楽を楽しむ姿が場内に広がっていた。
午後9時をまわった。おっとりした口調で「お腹すいちゃったよね?」と投げかけるChara。子をあやすような優しい声だ。「ちょっと踊ったりしない?」「声の調子はどう?」「調子が良くない人は、Charaに恋をして、今だけ」。うっとりとする場内。そのなかで「cat」を披露。跳ねるリズム、跳ねる心、手を挙げリズムに乗るオーディエンス。ステップを踏んで演奏するバンド。心地良い空間が場内を覆っていた。
そして、再びBASIを呼び込んで「Sweet Night Fever」。場内の熱気は更に増していく。ここでMC。
「春が好きなCharaです。中庭にミモザという綺麗なお花があって、満開だったので、それをイメージしたファッションにしてみました。Charaちゃんにも子供が2人いて。下の子が19歳。息子が生まれた時に書いた曲があって、久しぶりに歌いたいなと。大切なことは築き上げていくこと。今日のイベントはそう。大切な事など、色んな事に気づく人になって欲しくて」
アコースティックギターを提げ、椅子に腰を下ろすと「リビングでやっている感じでやりたい」とバンドも座っての演奏。落ち着いた空間のなかで、しっとりと「大切をきずくもの」。空気を多く含んだCharaのウィスパーな歌声は聴く者の心を包み込むようだ。
そして、ラストに向けて加速していく。代表曲の一つ「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」。一転、キュートな歌声を届ける。同じCharaの歌声だが、その歌によって表情が変わる。優しく包み込むマザーのようにもなれば、ウキウキと飛び跳ねる女子のようにもなる。
「もう1曲、歌っていいですか? 笑顔で見てね」
その語り口は、マリリン・モンローのよう。ラストも代表曲の一つ「優しい気持ち」。大盛り上がりのなか、この日のコンサートを締めくくった。
このコンサートは、TOKYO FMをはじめとするJFN加盟38社が主催。ステーションメッセージである「アースコンシャス~地球を愛し、感じる心」、「ヒューマンコンシャス~生命を愛し、つながる心」の理念を象徴。第1回の開催から30年目を迎える今回は、“SONG OF MOTHER EARTH(母なる地球をつなぐ歌)”をテーマにこのメッセージに共感した3組が出演した。
なお、この模様はTOKYO FMで、4月22日午後7時から放送される。
- 1
- 2