Charaが、12月15日にEP「Inner Peace」リリースすることが11月15日、わかった。初の洋楽カバーソングを含む、やさしく親密な6曲を収録。

 世界中の誰も予想していなかった、激動の1年が間も無く終わる。音楽業界は大きな変化を強いられ、ライブやフェスはこれまで通りに開催できず、アーティストもリスナーも、音楽との親密な関係性が奪われたことにとまどっている。大切なものが脅かされるような現実はいまだに立ちはだかっていて、先の見えない状況において、Charaは誰よりも深くその悲しみを受け止め、そして自身の音楽へと反映。新たなEP「Inner Peace(インナーピース)」には、そんな彼女の思いが込められている。

 「やさしい歌がうたいたかった」という言葉の通り、収録されているのは聴く者にそっと寄り添う6つの楽曲。この音楽があなたの不安や孤独に寄り添うものであってほしいと願い、Charaはそっと歌います。そこにあるのは彼女がデビューから一貫して探し求める「愛」の現在形であり、時間や空間を超えてすべての人に語りかける音楽の力です。新しい一年を心待ちにしながら、過ぎゆく時間を慈しむ季節を、ぜひ「Inner Peace」とともに迎えてみてください。

▼About 「Inner Peace」

 今作はChara史上初となる4曲のカバーソングと、2曲のオリジナルソングによって構成されるEP。

 1曲目は、世代を問わず愛される、Peggy leeの名曲「Sing a Rainbow」。

 2曲目は、TV教育番組「セサミストリート」の劇中歌である「Imagination」。

 3曲目は、アメリカの代表的な作曲家Randy Newmanが手掛けた冬の歌「Snow」。

 4曲目、「Moon River」は、オードリーヘプバーンが「ティファニーで朝食を」の劇中で歌い、アカデミー歌曲賞の他、グラミー賞3部門を受賞した楽曲。

 5曲目の「Inner Peace」は、EPのタイトルにもなっているオリジナルソング。「明日がないかもしれない」という一節は、Charaが今まさにテーマとして掲げる言葉でもある。

 そして、EPのラストを飾るのは、Chara自身の愛にまつわる感情を、まっすぐかつ多面的に表現した「とてもあいしてる」。ホリデーシーズンを彩る全楽曲のアレンジメントは93年生まれのキーボーディスト・井上薫が担当し、「Inner Peace」の作曲は小川翔との共作、「とてもあいしてる」の作曲は井上薫との共作となっている。

 すべての楽曲にはウッドベースが用いられ、伊豆のスタジオで生演奏を録音しました。バックコーラスには竹本健一による多重録音の和声を加えた、あたたかなサウンドが魅力。

 今作はデジタル配信の他、Chara初の10インチアナログレコードでもリリース。ジャケットのアートワークは、Charaと同郷でもあるHAMADARAKA(Emu Arizono/Eru Arizono)が手掛けた。花とキャンドルのモチーフは、ホリデーシーズンをやさしく照らす今作のコンセプトを反映している。

「Inner Peace」ジャケ写

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