Chara、BONNIE PINK、MINMIが15日、TOKYO DOME CITY HALLで、コンサート『TOKYO FM&JFN present EARTH×HEART LIVE 2019』に出演。母として、シンガーとして輝く3人が母なる地球をテーマに歌と思いを届けた。このうち、2015年にデビュー20周年を迎えたBONNIE PINKのステージの模様を以下にレポートする。

 トップバッターを飾ったのはBONNIE PINK。花柄模様をあしらった黄色の衣装で登場。ギター、ピアノ、ベース、ドラムの編成で、自身はアコースティックギターを提げ、まずはゆったりと「So wonderful」を披露。伸びやかな歌声で会場の空気を一気に変えた。

BONNIE PINK

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 「最後まで楽しんでいって下さい!」

 優しい笑みでそう語ると、ミディアムテンポの「Many Moons Ago」。爽やかな空気が会場に流れるよう。体を揺らし心地よく聴くオーディエンスに反射するように、BONNIE PINKもフレットから手を離すと体を揺らしていた。

 ギターを下ろし、マイクスタンドに手をやって3曲目「坂道」。ファンキーなリズムに強めのエレクトロサウンド、自然と体が弾む。それを煽るかのように赤色のライトがステージを染める。終盤に連れてサウンドは増し、大盛り上がりのなか音を結んだ。

BONNIE PINK

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 ここでMC。同コンサートが30回目の開催を迎えることに触れ「30年続くのは凄い。私は20数年やっていますが、30年、40年と続けられるようになりたい」と思いを述べた。

 2017年5月に第1子となる女児を出産。「2年前に母の仲間入りをしました。新米母ちゃんです。“母は強し”と言うけれど、子を持ってこの先の未来をたくましく生きていきたいと思った。地球もたくましく。今日が社会や地球を考えるきっかけになれば」。

 更に「良い音楽、楽しい音楽を通じて希望が湧いたら。月曜日だからって関係ない。惜しみなく届けていきます。母なる地球のために!」と語ってレゲエのリズムに乗る「Tiger Lily」。

BONNIE PINK

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 続けて、代表曲の一つ「A Perfect Sky」を披露。熱気に包まれる場内。シンガロングも起こり、まさに大盛況。そして、高まった興奮に一呼吸を置くようにMC。

 「この曲を歌うと原点に帰られるというか、スタート地点に立つような気分になる曲。このイベントに相応しいかなと思って。これから令和という時代に突入するわけですけど、私の子供はまだ小さいので、この時代がたくましく、そしてピースフルな時代になればいいなと、そういう願いを込めて歌いたい」

 そう語り、最後は「Here I am」。再びアコースティックギターを提げ、歌うBONNIE PINK。背中を押してくれるような壮大な楽曲。想いを強くするように間奏ではピアノ演奏のみ。やがて歌声が重なり、他の楽器が合わさり再び壮大に。高揚感に満たされるなか、BONNIE PINKのステージは終了した。

BONNIE PINK

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 笑顔でステージを後にするBONNIE PINK。去り際、キスを吹き、オーディエンスに愛を送った。

 このコンサートは、TOKYO FMをはじめとするJFN加盟38社が主催。ステーションメッセージである「アースコンシャス~地球を愛し、感じる心」、「ヒューマンコンシャス~生命を愛し、つながる心」の理念を象徴。第1回の開催から30年目を迎える今回は、“SONG OF MOTHER EARTH(母なる地球をつなぐ歌)”をテーマにこのメッセージに共感した3組が出演した。

 なお、この模様はTOKYO FMで、4月22日午後7時から放送される。

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BONNIE PINK
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