お昼の長寿番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系)が来年3月をもって終了することが22日、発表された。これまでも幾度となくウワサに上がっていた番組終了だが、いざ、正式に決まると寂しいもので、視聴者からは驚きと惜しむ声が多く寄せられている。

 番組は昭和57年に放送開始。一時は15%を超す視聴率を記録していたものの、最近は10%未満で推移していた。これまでも視聴率の再浮上を目指し、テレホンショッキングの改変などテコ入れなどを行なってきたが、はっきりとした成果に結び付けられないでいた。

 番組の終了にはこの低視聴率が背景にあるとされるが、一方ではタモリの高年齢化にあるのではないか、と言う声も聞かれる。タモリは30歳の時に芸能界入りし、36歳で同番組の司会を務めた。これまで32年間に渡り司会を務め、ギネス世界記録にも登録されている。

 ただ、今年で68歳を迎えた。体力の衰えも考えられる年齢だ。過去に報じられたもののなかには「お昼の番組とは言え、緊張感と責任を背負いながら番組を続けるのには、年齢的にもそろそろ限界ではないか」と、芸能関係者の声を引き合いに高年齢化による勇退説を説いていた。

 一方で、長寿番組が故のマンネリ説もささやかれていた。これまでもマンネリ化を避けるために、1クール毎にレギューラメンバーの入れ替えを行なうなど取り組みは行なってきた。しかし、裏番組の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)の台頭も著しい。

 22日の番組中でタモリは「番組終了までまだ半年ある。半年でなくなる番組なんて沢山ある」と語っていたが、長寿番組の凋落ほど寂しいものはない。

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