歌手でお笑い芸人のはなわが19日、都内でおこなわれた『テレ玉開局 40 周年記念事業 記者発表会』に出席。最新シングルの曲「埼玉のうた」「咲きほこれ埼玉」を披露するとともに、自身の埼玉愛を語った。

 2019年4月1日で開局40周年を迎えるテレ玉(地デジ3ch)。はなわの「咲きほこれ埼玉」はテレ玉の開局40周年記念ソングに決定している。この日は県内の全63市町村を巡る企画「ご当地中継63」など、今春から始まる様々な40周年記念事業の発表を中心に、来年度の上期編成などが発表された。

 現在大ヒット公開中の映画『翔んで埼玉』のエンディングソング「埼玉県のうた」を提供したはなわ。原曲は自身が20年ほど前に作曲、アルバム『HANAWA ROCK』に収録した『埼玉県』だったが、映画を手掛けた武内英樹監督の目に留まり、収録が決定した。ただし原曲は、当初「毒舌が過ぎた」と自身も封印、さらに作曲当初はあまり明確な事実確認などをおこなっていなかったこともあり、映画への楽曲提供にあたっては「千載一遇の好機ですし、コンプライアンスなんかもありますので、弁護士さんも呼んだりして、さらに新たにネタを集め、よりすぐったネタで改めました」とコメント、詞に関しては大幅な修正をおこなっていることを明かした。

 セールスも好調と、埼玉県への感謝が止まらないはなわは、「佐賀県」のヒットの際には紅白歌合戦の出場も果たしているだけに、今回のヒットでもしまた出られるとしたら? などと質問されると「ぜひとも。(もし出られるなら)大宮の駅前とかで中継したいですね」と、しっかりと埼玉愛をアピール。

 また「咲きほこれ埼玉」については「1曲目でディスっているから、2曲目はフォローしよう、埼玉の人が喜んでもらえる歌を作ろうと思いまして」とその制作経緯を語るはなわ。ヒット曲『佐賀県』のイメージから、佐賀県出身の印象も強いはなわだが、実は生まれは埼玉県春日部市。2歳の時に転居したため、その時の記憶は「ほぼない」と語りつつで「埼玉は仕事が多いので、通う機会があると“ああ、ここに親が住んでいたから、俺が生まれたのか”と感謝の気持ちがありました。だから、こうして運命を感じています」と感慨深く語る。

 はなわは、今回テレ玉の40周年記念事業にも参加、記念事業の一環としてメットライフドームでおこなわれる8月23日の埼玉西武ライオンズの試合で、始球式に登板することが決定している。チームの監督である佐賀県出身の辻発彦監督は、はなわとは高校の先輩・後輩の間柄で、「埼玉県のうた」についても好評を受けたことを明かしながら「肩を作っていかないと。ライバルはEXILEの関口メンディー」などとコメント、会場を沸かせていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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