全国のCDショップ店員の投票から大賞を決める『第11回CDショップ大賞2019』(全日本CDショップ店員組合・主催)授賞式が18日、都内でおこなわれ、大賞のうち、何回でも聴きたい素晴らしい作品に贈られる<赤>に星野源『POP VIRUS』、新人の素晴らしいアルバムに贈られる<青>に折坂悠太『平成』が輝いた。

 二度目の大賞受賞となった星野源はビデオでメッセージを以下の通りに寄せた。

 「嬉しいです。CDショップのスタッフの皆さんが選んでくれたのは特別な感じがします。他の賞とは全然違いますよね。現場の実感がこもっていてそれが嬉しい。自分のやりたい音楽、これまでやってきた音楽、陽も陰も全部込めて、今自分が東京という街、日本という国に住んでいて、世界のどこにいても恥ずかしくない音楽を作ろうと思った。心配ではあったけど、激烈な反応を頂いて、ドームツアーでファンの皆さんの反応を見てアルバムを聴いてくれた実感があって、これまでになかった。幸せなドームツアーが出来た。CDショップの方がたくさんいろんな人たちに渡してくれて、届けてくれたおかげです」

大賞<青>を受賞した折坂悠太

 また、<青>を受賞した折坂は授賞式に出席。以下の通りにスピーチした。

 「賞をもらうような人生を歩んできてないものですからとても驚いたし嬉しい。たくさんの方の手を介して生まれた作品。合奏や客演、制作に携わった全ての方。流通やプロモーションに携わった方、実際に聞き手の方に届けてくれたCDショップの方、聴いて下さった皆様、一人一人が良き表現者としてこういう結果になったと思う。音楽は与えるものでも、与えられるものではなく、等しく、音楽に心を動かされた人たちのもの。発信する側も受け取る側も一緒。この盾を見るたびに思い出そうと思います」

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