武田梨奈、音楽は自分をコントロールしてくれるもの:映画『殺る女』
INTERVIEW

武田梨奈、音楽は自分をコントロールしてくれるもの:映画『殺る女』


記者:桂 伸也

撮影:

掲載:18年11月28日

読了時間:約15分

 主演に女優・歌手の知英、共演に武田梨奈、駿河太郎らを迎えた映画『殺る女』が公開中だ。自身も空手に親しみ、アクションもできる女優として近年では幅広い役柄を務め、高い評価を得ている武田は、今作ではそれまで自身が演じてきたイメージとは全く異なる、“心に闇を抱えた女性”へ挑戦、作品への関心と共に、方々より多くの関心を呼んでいる。今回は武田に、普段の音楽への接し方などとともに、作品参加の感想やストーリーの印象や、思いなどをたずねた。【取材=桂 伸也/撮影=冨田味我】

「殺し屋」がテーマの作品、アクション以外でも躍進を見せる武田が新境地に

 『殺る女』は、幼いころに家族を殺された女性が、復讐を果たすべく殺し屋家業に手を染めていく姿を描く。メガホンをとった宮野ケイジ監督のオリジナル脚本による日米合作映画で、主人公である殺し屋の女性・愛子を知英、元暴力団員で今は足を洗い家庭を持つ身となった男・加賀俊介役を駿河が演じる。武田は加賀の妹で、普段は看護師として明るく振る舞いながらも、心に大きな闇を抱える女性・由乃役を演じる。主題歌には映画にも出演しているCharice a.k.a Jake Zyrusの「OUT THE WINDOW」が起用されている。

 幼少から空手に親しみ、某CMで、頭突きによる瓦割りを披露したことで話題を呼んだ武田は、2007年に主演を務めた映画『ハイキック・ガール!』で、そのアクション演技により一気に注目を集め、アクション女優として広い知名度を獲得、海外メディアからも注目を集める。

 一方で、主演を務めたテレビドラマ『ワカコ酒』(テレビドラマ)など、女優業を続けていく中でアクション以外の側面で印象の残る演技にも磨きを掛け、近年では幅広い役柄を務める女優として多くの話題作に出演している。これまではどちらかというと明るく前向きな性格のキャラクターを演じることの多かった武田だが、その意味で今作では全く正反対の性質を持つ役柄に、新たに挑戦している。

 また本作品は、先ごろ、韓国でおこなわれた『第22回プチョン国際ファンタスティック映画祭』のワールド・ファンタスティック・レッド部門にも正式出品されており、現地では知英も登壇し世界最速上映を実施、大きな話題を呼んだ。

(C)2018 「殺る女」製作委員会

この記事の写真
武田梨奈
武田梨奈
武田梨奈
武田梨奈

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事