ばってん少女隊「聴いたら思わず踊ってしまう音楽」“BDM”に込めた想い

BDMは、第２章の私達の決意

BDM-(聴きんしゃい盤)

――まず、今回みなさんが掲げた音楽ブランド“BDM”について、教えてください。

上田理子　“ばってん・ダンス・ミュージック”の略で、私達の音楽を聴いて踊ってもらいたいという気持ちを込めています。振り付けを一緒に踊ってもらうのはもちろん、自然に体が動いてしまうとか、聴いたら思わず踊ってしまうような音楽を目指していきます。今回のシングルをきっかけにして、普段アイドルの曲を聴かない方であっても、聴いてもらえる機会をどんどん増やしていきたいです！

春乃きいな　今までもそうですけど、私達はアイドルらしからぬロックな曲が多くて、今回の「BDM」という曲もまさしくそうです。そういう特徴を生かして、今後はロックフェスにも出られたらいいなと思っています。私達の振り付けをマネして踊ってもらっても楽しいし、動きたいように自由に、リズムに体を委ねて動いていただくのも楽しいと思います。

希山愛　ロックはもちろん、他にも幅広いジャンルの曲があるので、それをたくさんの方に知ってもらいたいし、楽しんで欲しいなと思います！

星野蒼良　衣装からも分かってもらえると思いますが、今までとは違うばってん少女隊を見てもらえるのが「BDM」です。ライブと曲を通して、「今までとぜんぜん違うね！」とか「格好いいね！」と、言ってもらえるように頑張ります。

西垣有彩　私達は“BDM”を掲げて、第２章を迎えました。曲調もトーク、今までの“ばっしょー（ばってん少女隊の略称）”とは、一味違います。これからの“ばっしょー”は、もっとロックで、強い気持ちで臨みます。みんなで踊って楽しめて、ノリノリになって各自で楽しんでもらえるような、そんなライブを目指して頑張っていきたいです！

瀬田さくら　楽曲としての「BDM」もとても素敵で、特に私はギターソロが好きです。ギターを弾いてくださっているthe HIATUSのmasasucksさんの演奏は、めちゃめちゃ格好いいです！　そういうところからも、アイドルにはあまり興味がないよという人でも、ロックや音楽が好きな方なら、この曲でノリノリになれると思うので、たくさん聴いて欲しいです！

――「BDM」は、作詞作曲をKEYTALKの小野武正さん（Gt）で、アレンジとギター演奏をthe HIATUSのmasasucksさん、ベース演奏をTOTALFATのShunさん、ドラムをBACK DROP BOMBのMSUOさん。すごい布陣ですね！

上田理子　曲も歌詞もメンバーも、全部が格好いいです。曲調がどんどん変わっていくから、あっと言う間で、飽きずに聴くことができます。特に２番の歌詞で＜負けない足りない醒めない夢の続きを＞と歌っているところがあって、そこは第２章の私達の決意が込められています。すごく力強く歌っているので、ぜひ注目して聴いて欲しいですね。

春乃きいな　初めて聴いた時は、誰が作ってくださったか説明を聞かずに聴いたんですけど、それでも「絶対KEYTALKさんだ！」って分かったくらい、小野さんらしさが出ている曲で、歌っている私達自身もすごく気持ちが盛り上がる曲です。私は曲に合わせて、ジャンプしたくなったんですけど、盛り上げ方も含めて、これからのライブの定番曲にしていきたいです。私達が曲にすごく気持ちを込めて歌っているのと同じくらい、お客さんを熱い気持ちにさせるパフォーマンスができたらいいなと思っています！

希山愛　私は＜ブチかましてChange The World＞と歌ってるところが好きで、そこのダンスの振り付けも、“これから汗をかいていくぜ！”っていう感じで、熱い気持ちと強い気持ちが込められていて。そこは一直線と言うか、全身全霊で歌っています。

――実際に歌って難しいところはありましたか？

星野蒼良　１曲の中で、雰囲気が変わるところが何か所かあるんですけど、例えば１番で＜かわるがわる＞と歌うところと、サビで＜Make Some Noice!＞と歌っているところでは、リズムが変わるし。１曲の中に、いろいろな雰囲気が出てくるんです。格好良くとか大人っぽくとか、場面によっていろんなイメージがあって。レコーディングの時は、その雰囲気に合わせていろいろな歌い方をしたので、切り替えるのがすごく難しかったです。それに、普通に歌ってしまうと可愛くなってしまうんですね。だから可愛い感じが出ないように、格好良さとか声のトーンを低めにすることを意識しました。今まで出したことのない声や、やったことのない歌い方をやったので、ぜひたくさん聴いて欲しいです。

西垣有彩　第２章が始まるということで、そういう気持ちが込められた歌詞でもあるし。こんなにも感情を込めて歌ったのは、今までなかったというくらい、すごく気持ちを込めました。でも、こういう強さや格好良さ、大人っぽさを全面に出した雰囲気に、まだ慣れてなくてすごく難しかったです。今後はこういう雰囲気も、もっと自分たちのものにしていきたいです。

――力強さや大人っぽさが、一番出てると思うのはどこですか？

西垣有彩　私は歌詞の中で一番気持ちが入るのは、大サビの＜頂戴。あなたの心の翼を＞と、歌ってるところです。それに＜さらう思い出。＞からは曲調が変わってリズムが強くなるんですけど、そこに今まで歌ってきた歌詞の気持ちを全部詰め込んだじゃないけど、思いをすごく詰めた感じがあります。

――途中で、決意表明のようなセリフもあったりしますね。

瀬田さくら　はい。そのセリフの最後で、＜それがばってん少女隊だ―――!!!!!!＞と、みんなで叫んでいるんです。そこはメンバーみんなが、一つにまとまってる感覚があって、これから前に進んでいくぞ！　という気持ちが全部詰まっている感じがします。