大城の脳みそはどうなっているんだ
――曲作りについてお聞きします。どんな感じで曲は作っていくのでしょうか。
キーボードでコードが押さえられるくらいは弾けるので、主にキーボードでGarageBandというアプリで打ち込んでいきます。iPadでやっているんですけど、もうこれじゃないとダメなんです。もう一心同体ぐらいの感覚です。今一番好きな“人”は、と聞かれたらi Pad(笑)。これが無くなったらもう生きてはいけない(笑)。
――そのiPadで1曲目の「MI-POTISION」の原型も制作されたんですよね。
そうです。この曲は私の登場曲をイメージして、作ってあった曲なんです。このミニアルバムを作る時にイントロみたいな曲が欲しいと言われたので、「だったらあれや!」と遂に来たかみたいな(笑)。
――なんでもアレンジャーさんからこの曲のデモだけで5曲ぐらい作れそうと言ってもらえたみたいですね。
そうなんです。今回、アレンジャーさんからよく言われたのが「大城の脳みそはどうなっているんだ」と言われて(笑)。この曲と「ニャン・ドン・ゴン」で言われました。
――それだけ独創的なアイデアだったんですね。プロデューサーの松岡モトキさんは何か大城さんについて変わったことは言ってました?
モトキさんは脳みそ的なことはなくて、たくさんアドバイスをいただきました。
――でも、アーティストとして「脳みそがどうなっているんだ」と言われるのは褒め言葉ですね。人とは違う、個性があるということだと思うんです。
そうなら嬉しい! 最近出会う人が面白い人が多くて、私もその人の脳みそが好きになっちゃうんですよ(笑)。
――ちなみにご自身を分析するとどんな人なんですか。
それが未だにわからないんですよ。わかっているのは、常に気持ちが大きく変化していく人です。浮き沈みも激しくて、曲を聴いてもらうと分かると思うんですけど、それが音楽にも出ています。今制作中の曲も今作に収録されている曲たちとは違うので驚くと思います(笑)。