歌手のLeolaが10日、都内でおこなわれた、映画『食べる女』(21日公開)の公開記念イベントに登場した。Leolaは同映画の主題歌「Kissing」を担当しており、この日は同曲を含め4曲を披露した。また、同じく登場した、同映画の原作者である筒井ともみさんとタレントのRIKACOとともに映画のテーマである「食」「美」「恋愛」についてトークセッション。これからのライフスタイルについて「自分中心の生活をしたい。その中で恋愛も出来たらいい」と話すRIKACOに、Leolaは「格好良い!」と羨望のまなざしを送った。

 『食べる女』は、筒井さんが自身の短編小説集『食べる女 決定版』を自ら企画・脚本を務め映画化。小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香が演じる8人の年齢・職業・価値観の全く違う女性たちが好きな物を好きなだけ食べることを通し、“自分を味わいつくす大切さ”を学ぶ物語。『男女7人恋物語』や『ビューティフルライフ』などを手掛けた生野慈朗氏が監督を務める。Leolaは、主題歌「Kissing」を21日に配信リリースする。

Leola

 Leolaは「9人目の登場人物になったつもりで書きました。今まであまり悲しい歌は歌ってこなかったのですが、また悲しみを超えていけるような曲になっています」と楽曲についてコメント。曲を制作する前に筒井さんと会ったという彼女は「こういう曲だったらいいなということもお聞きしていたので」と筒井さんの意向も取り入れていると明かす。

 また、映画について「これだけ豪華な出演陣なのでそこに目がいくのですが、様々な年代の方々がいるのでそれぞれに感情移入できると思います。私は広瀬アリスさんの最後のシーンにグッときました」と語る。

 RIKACOは「私は小泉今日子さんに感情移入しました。昭和の懐かしい香りもして、なんだかとても安心できる気がしました」と映画について述べた。

 印象に残ったシーンについてLeolaは「できたてのおまんじゅうを食べるシーンがとても美味しそうでした。なかなかできたてを食べることはないので」と言い、自宅で何でも作ってしまうと話す筒井さんに対し「是非(家に)行きたいです!」と目を輝かせた。

 食とともに、出演する女性たちの恋愛模様も描かれる今作。それぞれの恋愛観についてLeolaは「依存しがちな恋愛ってあまり良くないと思っていて。自分のやりたいことを突き詰めていけるような関係が理想」と話す。

 RIKACOは「100%理想の存在なんていないんだから、安心だけじゃつまらない。自分が守ってあげるというくらいで、ちょうどいいんじゃないでしょうか(笑)」と彼女らしい恋愛観を明かした。筒井さんも「一緒にいて面白いと思える人がいい」と同意した。

 実生活では2人の息子を持つRIKACOだが「子育てが一段落して、やっと自分の時間を持てるようになりました。まず自分を満たすというか、やりたいことがたくさんあるので自分中心の生活をしたい。その中で恋愛も出来たらいい」とこれからの自身のライフスタイルを語る。その姿にLeolaも「格好良いです!」と憧れている様子。

 さらに、イベントではLeolaが主題歌のほか「Let it fly」など4曲を披露。アコーステックギターを奏でながら美しい歌声を届けた。最後に、Leolaは「女性としてどう生きていけばいいのか、改めて考えることができました。今は瞬間瞬間の大切さを感じています。皆さんも食べたいものを食べて、会いたい人に会って大事なことを突き詰めて欲しい」とメッセージを送った。【取材・撮影=松尾模糊】

セットリスト

01.Kissing
02.Let it fly
03.RIDE ON TIME
04.Sunshine & Happiness

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