ラップの深さに改めて気づけた、吉田凜音 SKY-HIとの作業で成長
INTERVIEW

ラップの深さに改めて気づけた、吉田凜音 SKY-HIとの作業で成長


記者:榑林史章

撮影:

掲載:18年08月30日

読了時間:約12分

音楽でも演技でも自分を表現

吉田凜音(撮影=榑林史章)

──iTunesやLINE MUSICの洋楽チャートで1位を獲得した、ジョナス・ブルー(英ミュージシャン)の楽曲「ライズ feat. ジャック&ジャック」のMVにも出演されていますね。

 みんなが聴いてる洋楽のヒット曲で、そのMVにまさか自分が出られるとは思ってなかったから、すごく嬉しかったです。

──このジョナス・ブルーのMVは、凜音さんと久間田琳加さんのW主演映画『ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~』とのコラボということですが、映画はどんなストーリーですか?

 葵と里奈という2人の女の子が、ヌヌ子というユニットを組んで原宿のスター的な存在になって突き進んでいくお話です。私は葵の役で、ヌヌ子の活動中心で生きていて、里奈のことも大好きなんです。里奈はちょっと人見知りの子で、ヌヌ子が大事だけど、ひとりだけスカウトされてしまって。それで葵はもやもやして、ぶつかってしまったり…。そういう友情の物語です。

──ヌヌ子が原宿でスターになるところとか、凜音さん自身と通じる部分もありますか?

 そうですね。里奈役の(久間田)琳加とは、中学2年生のときに出演した『劇場版 女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』という映画で共演してから大の仲良しですし、どこに買い物に行くか聞かれたら、絶対に原宿って答えるくらい原宿が好きだし。そういう部分で、実際の自分とすごく近いものを感じながら演じることができたので、すごく入り込みやすかったです。だから役を作り込むみたいなことはなくて、素のままと言うわけでもないけど、すごく自然体でやることができました。

──Webドラマ版の『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』もあったり、映画は今回で4本目で演技の仕事も多いですが、演技についてはどう考えていますか?

 演技の仕事は、作品を通して自分を表現するという部分で、音楽と共通するところがあるから、すごく楽しくやらせていただいています。今後もどんどんやっていきたいですね。これまでは女子高生役だったり、『ヌヌ子』も自分に近い役でしたけど、役じゃないとできないこともあって。それがやれるのは、演技の仕事の魅力だと思います。今後は、変なキャラの人の役とか、やってみたいです(笑)。

──台湾と香港で『SEVENTEEN』が発売されましたが、海外で自分の作品がリリースされるのはどうですか?

 SNSにも、海外から英語や中国語でコメントやリプがくるんですけど、Twitterには翻訳機能が付いてるので、毎回ちゃんと読んでます。そういう海を越えた遠くの方が、私のことを知って応援してくれるのは、すごく嬉しいですね。だからこうやって、もっと私の音楽を世界に届けられたらいいなと思っています。

──海外でライブをやったことは?

 まだ中学生だったときに一度、台湾でやったことがあって。でもそのころはラップをやる前だったから、今度はラップを歌いに行きたいですね。

──そして12月11日に18歳になるわけですが、以前は「17歳は特別な年齢」と言っていましたよね。

 だから17歳のままでいたいですけど、18歳も楽しみと言えば楽しみです。悔いが残らないようにして、「17歳は楽しかったな~」って思いながら18歳を迎えたいです!

(おわり)

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