神戸発の新進気鋭2MCユニットのNO NAME'Sが31日、初のフルアルバム『NO NAME'S』 を配信リリース。NO NAME'S は2018 年に初めて本格的に活動をスタートし、2020年に開催した神戸でのライブ動員はコロナ禍にも関わらず500名を超え、同年夏以降は全国をツアーでファン層を拡大。全国的にも注目を集める存在となっている。本作はCDと配信同時リリース、客演はなしでNO NAME'Sの2人だけがマイクを握る全20トラックという充実の内容、骨太な作品。本作、2人のバックボーン、今後の展望と様々な角度からLazyy(レイジー)とREVi(レヴィ)によるNO NAME’Sにメールインタビューをおこなった。【平吉賢治】

音楽も遊びも、常に楽しむことを考えて

『NO NAME'S』ジャケ写

――NO NAME'S結成のいきさつは?

Lazyy 僕達は高校が一緒なんですけど、REViが廊下で音楽を流していて、その曲が僕も好きな曲で意気投合して仲良くなりました。

REVi それで遊んでいる時にLazyyがラップしている動画を見せてくれて、「俺もやりたい!」と思い一緒に音楽をしよう!と。

Lazyy ずっと遊びの中で曲を作ったりしていて、2018年にスタジオで作品を作り出して本格的に音楽をしていこうとなりました。

――活動のコンセプトや軸となる想いは?

REVi ずっとあるテーマとしては“ピース”ですね。

Lazyy 一緒にいる時も基本ずっとふざけてるしな(笑)。常に楽しむ事を考えています。

REVi それは音楽も遊びもですね。

――お2人が影響を受けた音楽やアーティスト、音楽を始めるきっかけとなったことなどについて教えてください。

Lazyy 僕は中学の時にEMINEMを知って、自分の思っている事を歌詞にして歌うという事がカッコいいと思いHIPHOPにハマりましたね。その頃に自分もやりたい! と強く思いました。

REVi 僕も姉の影響でEMINEMは聴いてました。洋楽のpopsもよく聴いていたり、ジャンルはあまり意識していなかったんですけど、とにかく音楽が好きでした。Lazyyと仲良くなってから、HIPHOPにのめり込んで自分もやろうと思うようになりました。

――ユニット名「NO NAME'S」の由来は?

REVi ユニット名何にするか案を出し合っていて、ふとLazyyが「NO NAME'Sとかは?」と言ったんです。

Lazyy 特に何も考えずテキトーに言いました(笑)。

REVi それめっちゃいいやん! 名前の無い奴らが有名になったら面白くない? って(笑)。

Lazyy ノリよな(笑)。 今ではすごく気に入ってます。

昔から変わらない気持ちやブレない部分、そして“今”が込められた本作

――初のオリジナルアルバムが完成、リリースとなった現在の率直な心境は?

Lazyy やっと。という気持ちが強いです。アルバムを作り上げるのはこんなにも大変なのかとも正直思いました(笑)。

REVi  確かに(笑) 。ずっと1stアルバムは客演無しで完成させたいとよく話していたので、形に出来て素直に嬉しいです。
 
Lazyy 昔遊びで作っていた時期に、「The Only One Players」という曲を作った事があったんです。俺達は世界で俺達だけだという内容なんですが、今作にも収録されているSPECIAL PLAYERSはその時と同じ内容の曲になっていたり。

REVi 昔から変わらない気持ちやブレない部分と、今の僕達の想いを詰め込んだアルバムになっています。

――本作の核となる部分、コンセプトなどはどのようなものでしょうか。

REVi 今作はコンセプトアルバムというよりは、シングルが20曲というイメージです。

Lazyy 約1年半かけて完成させたので、本当に今の僕達の全てを詰め込みました。

REVi なので、タイトルにもなっていますがまさに"NO NAME'S"を知れる作品になっています!

――様々なテイストのトラックに乗るラップの聴き心地がとても印象的です。リリックを書く際に特筆してこだわっている点などは?

REVi 等身大、ありのままで起きた事や思った事を書くようにしています!

Lazyy 昔はもっと難しく言葉遊びをしようと書いたりもしていたし、それもHIPHOPのカッコいい部分なので。でも何を伝えたいかが1番大切だなと改めて思って。

REVi 今でも面白い言い回しは考えますけどね(笑)

Lazyy しっかりラップする曲は割とそういった部分も忍ばしてます(笑)

――楽曲制作の過程、サウンドを構築する際に大切にしている点は?

Lazyy リリックは同じでも歌い方を色々試したりはよくします。例えば歌詞を分からず洋楽を聴いてハマる時って、最初絶対にメロディや歌い方に惹かれているんだと思うんです。

REVi 声の出し方や歌い方でより感情が伝わりやすくなると思うので、ビートに1番ベストな乗せ方はこだわって突き詰めるようにしていますね。

将来的に世界での活躍を視野に

NO NAME'S

――関西 HIP HOP ムーブメントの特色として、どのようなものがありますか。

Lazyy 関西のシーンは本当にカラフルだと思います。僕達も昔からリスペクトするアーティストが沢山いますし。それと皆ライブがカッコいい。

REVi 確かに。あと関西のラッパーの人達はピースな人が本当に多い印象です。

Lazyy 関西人なので皆話すと面白いし(笑)。  

――これまでコラボレーションしてきて印象的だったアーティストは?

Lazyy NINJA MOBのSNEEEZEさん。実は僕達の初レコーディングはSNEEEZEさんに担当してもらったのですが、その頃からすごく影響は受けていて。

REVi いつか曲を一緒に出来たらなとずっと思っていて、「Mery Night」という曲でコラボ出来た時に、すごく感慨深いモノがありました。
 
Lazyy 最終版のボーカルデータが届いた時に「やっぱり天才やー!」って2人ではしゃいでました(笑)

――ライブパフォーマンスにおいて、特に大切にしている点はどのような所でしょうか。

Lazyy 僕達自身が1番楽しむという事ですね。

REVi ライブをしている僕達が楽しんでいたら自然とお客さんにも伝わると思うし、そういう空気感は常に大切にしています。

――音楽以外で注目しているカルチャーは?

REVi 僕は服がとても好きなので、アパレルやデザイナーに興味を持っています。後は映画もよく見ますね。

Lazyy ほんまに羨ましいんですよ〜。僕は音楽以外の趣味が中々見つからなくて(笑)。あ、お笑いはめっちゃ好きです。

REVi お笑いは俺らずっと好きやな(笑)。

――お2人にとって、音楽を作るモチベーションとなることは?

REVi 自分の曲を聴いてくれている人達ですかね。共感してくれたり、反応が純粋に嬉しいです。

Lazyy 本当に自分達が信じ続けている音楽性をいいと思って聴いてくれる事が1番モチベーションに繋がっています。

REVi 後はカッコいいと思うアーティストが大きなプロジェクトを成し遂げている様子を目にした時。

Lazyy カマしてるな〜。俺達も頑張ろうと思います。

――今後の音楽活動の計画や目標など、展望としてのビジョンはどのようなものがありますか。

Lazyy 今までにした事のないような曲に挑戦したりもしています。今後リリースされる曲も楽しみにしていて欲しいです。

REVi 将来的には世界で活躍できるアーティストになりたいというのが1番にあります。その前にまず、日本でNO NAME'Sを知らない人は居ないというところまで絶対に行きたいと思っています。

(おわり)

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