アイドルグループのShine Fine Movementが7月21日に、東京・渋谷TSUTAYA O-Crestでワンマンライブ『Shine Fine Movement 1stワンマンライブ ~わたしはルミナス~』をおこなった。グループ初となるワンマンライブはsee Dreamの曲など含め全15曲を披露。企画コーナーや6月27日にリリースされた2ndシングル「ルミナス」のMVオフショット、さらに橘莉子のソロ曲披露など盛りだくさんなライブとなった。「これからもこの5人で頑張っていきます」と宣言したライブの模様を以下にレポートする。【取材=村上順一】

企画コーナー「シャインファインムーブメントゲーム」

Shine Fine Movement(撮影=ヨダマコト)

 開演時刻になり暗転すると「Overture」と共にメンバーがステージに登場。大歓声で迎えられデビュー曲「光クレッシェンド」で記念すべき初ワンマンライブの幕は開けた。グループ名を体現するかのようなキラキラと輝くエネルギーをステージから放つ5人。それを加速させるかのように夏にぴったりのナンバー「パピラヴ」と序盤からアッパーチューンで盛り上げ、オーディエンスもヒートアップ。

 このワンマンライブがソールドアウトしたという歓喜の報告から、「ワンマンいくぞ〜!」と気合いの入った掛け声を合図に「Seed of Departure」へ突入。アクティブなビートにのって躍動させると、オーディエンスも掛け声でメンバーを後押ししていく。そして、キュートな5人のシンクロしたダンスも見どころの「アリスのしっぽ」、そして、会場全体でペンライトを回してライブならではの光景が広がった「キミのもとへ」。南桜がマイクを落とすハプニングもあったが、落とした本人が一番驚いていた模様。

 ここで、企画コーナー「シャインファインムーブメントゲーム」へ。内容はお題に対して全員の答えが揃うことを目的とした「意思疎通ゲーム」だ。2カ月後に結成1周年を迎えるグループの結束力をみせると意気込むメンバーだが果たして…。第1のお題は「グループの魅力」だが団結力をみせるどころか5人バラバラの答え。そして、南桜の自虐ともいえる「アホばっか」という回答に会場はおおいに盛り上がる。続いては「パンダの名前」。4人は羽深芽生の愛称である「メイメイ」と答えたが、リーダーの咲希は「シャンシャン」と回答し惜しくも全員揃わず。最後は「プロデューサーの嫌いなところは?」というお題。ここぞとばかり悪口を言いまくり、メンバーはスッキリとしたところで、一旦ここでステージを後にした。

 その繋ぎとして新曲「ルミナス」のMV撮影のオフショットがスクリーンに映し出された。ロケ地の海ではしゃぐメンバー、彼女たちの楽しそうな無邪気な姿を堪能したあとは、再びステージに5人が登場し、その「ルミナス」を披露。続いては「ルミナス」のカップリングに収録された異色ナンバー、叙情的なストリングスが世界観を変えたシリアスな雰囲気を持つ「Love Magic」へ。四季が入った歌詞がストーリーを感じさせ、その歌詞の情景を映し出すかのような
振り付けで魅了した。

この5人でやっていきます!

アンコールの模様(撮影=ヨダマコト)

 「シュガーブレット」に続いて、昨年末に開催されたSHOWROOMイベントで1位になったことで決まったというソロ曲を披露する莉子は、「皆さんからいただいたこの曲をこれからも大切に歌っていきます」と告げ「Starlight」を初披露。切なさを感じさせるメロディを丁寧に歌い上げ、初めてその歌声を聴いたという羽深芽生は「流れ星が見えた」と莉子の歌を絶賛。

 ここからライブはラストスパート。さらにオーディエンスからの掛け声は大きく響き渡り、「You」を気持ちを込めて歌いあげ、元気いっぱいな彼女たちの魅力が発揮された「fancy drop love」ではオーディエンスも体を弾ませ盛り上がり、ボルテージは最高潮まで高まった。ラストは最新シングル「ルミナス」に収録されたカップリング曲「Shine on The Road」で締めた。ここでメンバーひとりずつ今日の感想を述べた。

 橘莉子「この5人で乗り越えてきた。アイドル歴がLTG(Label The Garden)の中でも一番長い私だけど、今までのアイドル活動の中でもワンマンは初めて。この5人でワンマンが出来たことが本当に嬉しい。こんなにも私たちを好きでいてくださって本当に嬉しいです」。

 朝比奈るう「ステージに出た瞬間、知ってる顔がいっぱいで嬉しかった。結成して10カ月、アイドル活動も初めてだし、応援してもらうことが初めて。離れていく人を見たのも初めてで、それもあり私の何が悪かったのかとすごく考えたりすることもあったんだけど、今はライブに来てくれている人たちや今日来れてない人たちにも支えて頂いて。みんなのおかげでアイドルが出来ていると思うとすごく嬉しいです」。

 羽深芽生「私はアイドルというものが未だによくわかっていなくて、よくわからないままステージに立ったりもしていました…。人間って嫌だなと思うこともあるんですけど、今『Shine on The Road』を歌っていたらやっぱり人間っていいかもと思えてきました(笑)。今日来てくれたみんなのおかげで人間やめずにすんでます(笑)。本当にありがとうございます」。

 橘南桜「LTG一期生のライブを観ていたら、自分はワンマンライブを出来ずにアイドル活動を終えるんだろうなと思っていました。この2年間は悔しいとかそういう感情しかなかったけど、このグループに入ってから本当のアイドルになれたような気がして楽しいです」。

 橘咲希「『光クレッシェンド』のリリースイベントでお客さんが5人しかいなかったことがあったけど、今はこんなに沢山の人が来てくれていることが嬉しい」と各々の気持ちを告げ「3枚目、4枚目、5枚目のシングルもこの5人で頑張っていきます!」と力強く宣言しステージを後にした。

 ファンの“Shineコール”に導かれるように再びステージにメンバーが登場。フロアが通称ウルトラオレンジと呼ばれる色のペンライトで埋め尽くされるなか、再び「ルミナス」を全身全霊で届けた。

 「ここにいる皆さんのために歌います」とラストは「You」。曲中に咲希が「これから何年も突っ走って行きます!」と投げかけ、何度も感謝をステージから告げた。そして、9月30日に2ndワンマンライブの開催を発表。更なる飛躍を見せたいと意気込みを見せ、最後は会場全体でウェーブと記念撮影をおこない、初のワンマンライブは大団円を迎えた。

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