コロムビア初となるアイドルレーベル・Label The Garden(LTG)所属の5人組アイドルグループ・Shine Fine Movement(以下SFM)が12月8日、東京・TSUTAYA O-WESTで3rdワンマンライブ『Shine Fine Movement 3rdワンマンライブ ~リフレクティア~』をおこなった。19日にリリースされる最新シングル「リフレクト」の楽曲とデビュー曲「光クレッシェンド」などアンコール含め全16曲を熱演。デビューから1年間の集大成とも言えるパフォーマンスで会場を沸かせたライブのもようを以下にレポートする。【取材=村上順一】

初披露曲も多数パフォーマンス

羽深芽生

 9月30日に行う予定だった2ndワンマンライブは、台風のため中止を余儀なくされ、1stワンマンライブから約5カ月ぶりとなったワンマン公演。そんな満を持して開催されたライブには、多くのファンがO-WESTに駆けつけた。開演時刻になるとSEである「Overture」が流れ、その音楽に導かれるように5人がステージに登場し定位置にスタンバイ。ドキドキ感があるなかデビューシングルである「光クレッシェンド」でライブの幕は開けた。約1年前にリリースされた同曲は、多くのイベントでも歌ってきたこともあり、安定感のあるパフォーマンスで、序盤からオーディエンスを盛り上げていった。

橘莉子

 続いて、2ndシングルの「ルミナス」、「You're My Sunshine」、そして、LTGの母体となるグループ・seeDreamからのナンバー「fancy drop love」とアクティブな楽曲でライブ序盤から会場を盛り上げていく。夏フェスや海外遠征など大きなステージを経験してきたことが活きていると感じさせたパフォーマンス。7月から一回りも二回りも成長した姿がそこにはあった。

橘咲希

 最初のMCでは、このワンマンライブへ訪れたオーディエンスへ向けて、メンバーが感謝を述べた。そして、19日にリリースされる最新シングルから表題曲である「リフレクト」を披露。SFMらしさ、光をモチーフにし、どんな困難も吸収しないで、反射して上にあがっていこうという意味も込められた応援ソングだ。どこか切なさも感じさせるメロディと彼女たちのポジティブなエネルギーの相乗効果が心地よい。

朝比奈るう

 そして、「リフレクト」のカップリング曲「雪桜」をこの日、初披露。ロックバンド・Janne Da Arcのキーボーディストであるkiyoが作曲した楽曲で、叙情的なメロディが印象的な大人を感じさせるナンバー。情感を込めて歌い上げる彼女たちの姿に視線が集まった。更に「Love Magic」と聴かせるナンバーが続き、一段ギアを上げた「シュガーブレット」では躍動感あふれるダンスと歌でオーディエンスを魅了した。

橘南桜

 ここで、橘莉子を残し4人は一旦ステージを後にした。莉子はソロ曲である「Starlight」を熱演。間奏で「皆さん盛り上がっていますか? これからもShineを宜しくお願いします」と投げかける場面も。

 再び、4人をステージに呼び込み、BSフジ『サンリオキャラクターズ ポンポンジャンプ!』のタイアップが決まった「ダンシングドリーマー」を初披露。かわいらしい振付のキュートでキャッチーなナンバーに、オーディエンスもステージに釘付け。TVサイズということで短いながらも、印象的な楽曲にフルサイズ版への期待が高まった。

みんなでもっと上を目指していきたい

Shine Fine Movement

 ここからライブもラストスパートに突入。ユーモアあふれるモンキーダンスが印象的で、ファンタジックな世界観がやみつきになりそうな「アリスのしっぽ」、「リフレクト」のカップリングナンバーで、ラテンを感じさせるリズムに心も体も躍動させた「シンクロ」、「皆さんの願いが叶いますように…」と願いを込め届けられた同じく「リフレクト」カップリング曲の「星に願いを」と、駆け抜けていく。橘南桜が「みんなの心に届くといいな」と投げかけ、本編ラストは「Shine on The Road」を全力でパフォーマンスし、メンバーそれぞれが今日までの想いを語った。

 橘南桜は「2ndワンマンライブが中止になってしまって、期間が開いてのワンマンになってしまったんですけど、皆様に集まってもらえて笑顔でライブを終えられて良かった」。

 橘咲希は「1年ちょっとでこんなに沢山の人に出会えたというのはすごいと思いました。中国に遠征した時にファンになってくれた方も来てくれて、この1年頑張ってきて良かった」。

 羽深芽生は「2018年は咲希も言ってましたが出会いの年でしたが、2019年は飛躍の年になるようにがんばります」。

 朝比奈るうは「このO-WESTのライブの話を聞いた時はまだ無理だと思ったけど、今日みんなが来てくれているのを見て“胸アツ”になりました」。

 橘莉子は「私を含めみんな“ポンコツ”なんです。でもそれがShineの良いところだと思っています。だから、メンバーとファンの方みんなでもっと上を目指していきたい、私達の成長を信じて付いてきてくれたら嬉しいです」と話しステージを後にした。

 オーディエンスによるアンコールに応え、Tシャツに衣装をチェンジした5人が再びステージに登場し、もう一度「リフレクト」を披露。途中、羽深によるオチサビからの<Don’t Look Back♪>のコールをオ−ディエンスに求める突発的なアドリブに困惑するメンバー。歌唱後、もう一度そこをしっかりとやりたいということで、羽深はアカペラでそのパートを歌い、「セイ!」の合図から<Don’t Look Back♪>のコールをやるという微笑ましい一面も。

 ラストは「ここにいる皆さんのために歌います」と「You」を届けた。<明日もまたここで会えるかな♪>と約束を交わすかのように丁寧に心をこめて歌い上げ、リーダーの橘咲希は「ありえないくらいの経験をさせていただいた1年、2年目も、この力を落とさず頑張っていきたいです」と2019年への決意を述べ、『Shine Fine Movement 3rdワンマンライブ ~リフレクティア~』の幕は閉じた。

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