泣いて笑えることが武器、シクラメン 日常に寄り添う応援歌
INTERVIEW

泣いて笑えることが武器、シクラメン 日常に寄り添う応援歌


記者:村上順一

撮影:

掲載:18年07月19日

読了時間:約13分

4人の“One for All,All for One”を見てもらえたら

桃紅茶(撮影=冨田味我)

――続いては「Go Way」ですが、熊谷ラグビーオフィシャル応援ソングになっています。

DEppa 僕らの曲はサッカーやバスケなど様々なスポーツと携わらせて頂いてました。ラグビーはやったことがなかったので、調べてみたところ、すごくパッショナブルで“One for All, All for One”(一人はみんなの為に、みんなは一人の為に)というチーム精神を大切にしているスポーツだとわかりました。こういう人たちを応援したいなという思いが生まれました。

 スポーツ以外でも必死に頑張っている皆さんにその精神で寄り添える楽曲を作りたいという想いで制作しました。ラグビーのワードも入ってますけど、普段の生活にも置き換えられるワードが多く入ってます。

――<“One for All, All for One”>のメロディのハマりがとても気持ちいいですよね。

肉だんご もうこれしかないみたいな(笑)

DEppa 最初は違う言葉が入ってましたけど、この言葉をハメたいなと思って。

――桃紅茶さんはこの曲を初めて聴いた時の印象は?

桃紅茶 実はこの曲、去年からありまして。今回収録するにあたりブラッシュアップしたんです。で、僕は前の方が良かったかなと…(笑)。

一同 (笑)。

桃紅茶 前のも良かったんですけど、パワー感があるのは今のバージョンなので、ラグビーの応援ソングとして適した曲になったなと思います。

――歌はいかがでしたか。

桃紅茶 僕はラップをこの曲でやっているんですけど、めちゃくちゃ苦労しました。

DEppa パッショナブルにラップをするのは難しいよね。

桃紅茶 順番に掛け合いみたいなのも久々にやったこともあって、聴いてくれたファンの方たちは新鮮に感じてくれたみたいで。

肉だんご 僕は高校時代にずっと野球をやっていたこともあって、ずっと“One for All, All for One”の精神でやって来ていたので、スポーツをやっていた人たちにもすごく刺さると思いますし、響くと思います。

電球 <辛い時こそ“ポジティブ”>で始まるセクションは4人で歌っています。僕は主旋律を歌うことはあまりないんですけど、今回は3人と等倍で歌っていて、この曲ではライブでも前に出て歌うんですけど、そこは4人の“One for All,All for One”を見て頂けたらなと思います。

DEppa レコーディングも良かったよね。

電球 そうなんです。1テイク、2テイクで録り終えました。春のツアーを経て歌が上手くなってきた感覚があって(笑)。

桃紅茶 エンジニアさんも「めっちゃいいじゃん!」って言ってたよね。

電球 ライブで歌ってきたので100回の練習より1回の本番というのを感じました。

――シクラメンの新たな武器が増えましたね。

DEppa 電球のソロパートを作らなければ(笑)。

桃紅茶 まさかの落ちサビとか。

電球 笑わせに行くならありだけど(笑)。基本的に3人のハーモニーの邪魔しないところという場所を探しての歌い方になっていますから。

DEppa テクニカルな話をすると同じ人で声を重ねていっても広がらないんです。違う声質が入ると円形になる感じがありますから。それもあって電球の声は良いテイストになっています。

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