THE ALFEEが、60歳以上の生き方が夢や希望、勇気を与えている人物に贈られる「ベストプラチナエイジスト賞」(男性部門)を受賞した。メンバーは5日、都内でおこなわれた『第4回プラチナエイジ授賞式』に出席。また同賞(女性部門)を女優で歌手の夏木マリが、特別賞を翻訳家の戸田奈津子さんが受賞した。受賞に際し、高見沢俊彦は「巻き髪が巻けるまで頑張っていきたい」とこれからの活動に対し決意を新たにした。

 「プラチナエイジスト賞」は、一般社団法人プラチナエイジ振興協会が主催。シルバーと呼ばれる60歳以上の人々の中で、芸能界、スポーツ、健康、ファッション、教育などの分野で永遠に輝くプラチナのように輝かしい活躍をしている人物を選考し各部門ごとに表彰するもの。今年で4回目を数え、「ベストプラチナエイジスト賞」をこれまでにタレントのピーターや女優のかたせ梨乃、元サッカー選手のラモス瑠偉氏などが受賞している。

 受賞を受け、桜井賢は「結成して45年これまでやってこれたのは丈夫な体に生んでくれた両親のおかげです。とりあえず70歳までは走り続けたいと思っています」、坂崎幸之助が「これからもALFEEの活動は続いていくと思います。我々の活動は、桜井の肝臓に掛かっていると思います。桜井の肝臓が続く限り頑張っていきたいと思います」、高見沢俊彦が「僕ら今年で64になったわけですが、巻き髪が巻けるまで頑張っていきたいと思います」と個性溢れるコメント。

 夏木は「これからどういう風に生きていくのかと考えたときに人生80年、あと20年と思っていましたが人生100年となった今、これまでと同じくらいのキャリアの年数が残っています。あと後輩たちにも目標にしてもらえるような人間になりたいと思います。励みになります」と喜びを述べた。

 戸田さんは「晴れがましいこと。こんなに素晴らしい賞を頂きありがとうございます。年を取ってもいいことがあるもんだと思っております。82歳になりました。何て一生は早いものかと。健康はお金ではかえませんので。本当に好きなことだけをやって生きてきました。映画が好きで、英語を学びました。自分の好きなことをして、右か左か全て自分で選択してきました。これを励みに生きていきたいと思います」と語った。

 また、昨年「ベストプラチナエイジスト賞」(女性部門)を受賞した、女優・かたせ梨乃が会場に駆けつけ受賞者に花束を贈呈。かたせは「昨年受賞して、家族のこと、未来のことを考える有意義な1年を過ごさせて頂きました。皆さんを明るくハッピーな気持ちにさせて下さい」と祝福した。

 授賞式後には、受賞者が報道陣による囲み取材に応じた。夏木の1年後輩で彼女のバックバンドを務めたこともあるというTHE ALFEE。夏木は「ALFEEと一緒に獲れたのが嬉しい。当時は本当に豪華なバックバンドもやって頂きましたので」と今回の受賞が同じタイミングであったことを喜んだ。

 THE ALFEEは、結成から45年という長い年月を3人で過ごしてきた。高見沢は「ソロよりみんなでいる方が楽ですよ。苦しいことは3分の1に、嬉しいことは3倍になりますから」とグループ活動について語る。

 夏木も「個性がみんな違うのに、仲が良いのが素晴らしい」と3人の関係について絶賛。また、高見沢の髪型について「“プラチナエイジ”でこの巻き髪すごいよね。私も目指します!」と高見沢の巻き髪を真似る決意を明かした。【取材=松尾模糊】

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