試練乗り越え輝き増す、ザ・フーパーズ　今を映す“ジュエル”

輝きを増したジュエル

――そんななか未来さんの心のジュエルは輝いてますか？

未来　よりジュエルを輝かせようと、今、進んでいます。

つばさ

――他のメンバーたちにも、「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」を受け止めての気持ちと、心のジュエルについてもお聞きしたいです。では、乃愛さんからいきましょうか。

乃愛　わたしも「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」を聴いたとき、いろんな感情が入り交じってたというか、ザ・フーパーズと重なる部分が多いなと思いました。ここへ至るまでには、マイナスな気持ちにもなりました。だけど、それを上回るプラスな気持ちが多かったです。今は、ザ・フーパーズにも今回の曲と同じように力強く前へ進める追い風が吹いてるなと、歌いながら感じています。わたしの心のジュエルも輝いています。今も輝いていますけど、もっともっとこれからも心のジュエルを磨き続けます。

千知　「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」は、マイナスな時期の感情も記していて、過去も今もあったうえで、これからも一緒に未来へ進んでいこうという前向きな歌だと思います。誰にだって、心の中に叫びたい想いがあるじゃないですか。そういう言葉ってなかなか言えない。だからこそ、この曲を通してみんなへ伝えることが出来たり、一歩を踏み出せる力になれたり、みんなと一緒にこれから走っていきたいんだよという想いを伝えていけるなとも感じています。なのでとても大切に披露していきたいですし、今のザ・フーパーズの気持ちの宣言のような楽曲になったと思います。自分のジュエルは、めっちゃダイヤモンドしています。自分の発言は、「嘘っぽい」と言われますけど、毎回すべて本気ですから。もっともっとダイヤモンドのように輝いていく、その気持ちも信じてもらえるようにしていきます（笑）。

澁谷梓希　「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」は、ファンの方に訴えかけやすい歌だと捉えています。カップリングに収録した「クリアスカイ」は、自分から見ているザ・フーパーズの姿を描いている歌だなと受け止めていて…。一番のAメロは、わたしがいない現状の6人のザ・フーパーズのことを歌っていて。わたしは、その後に流れる「時は流れ」の部分からハモリで参加していくんですけど。そこの部分で6人のザ・フーパーズが澁谷と出会い、その後に続く1サビの歌詞は、わたしがザ・フーパーズへ言いたいことにすごく近いんですね。さらに＜そばにいること 共にあること＞、そこは今の6人のザ・フーパーズだけではなく、今は休んでいる陽稀のことも思ってのこと。2Aも現状のザ・フーパーズの気持ちだとしたら、Bメロでは、わたしがちゃんと支えるから一緒に行こうって声をかけてく内容。続くサビでは、強い気持ちを出していこうと声をかけていく。

　この「クリアスカイ」には、6人のザ・フーパーズ、わたし個人、わたしが参加したザ・フーパーズ、その関係性がすべて描かれているなと解釈を巡らせていました。中でも、＜君がいるなら 行ける気がした＞という言葉にはすごく励まされました。そこを、ザ・フーパーズから見たわたしへの言葉だと勝手に捉えたし、実際にそう思ってもらえるように、自分も、もっともっと前へ進んでいかなきゃと思ったので、「クリアスカイ」を初めて聴いたときには素直に泣きました。本当は、ファンの方々に向けて「一緒にいるんだよ」というのが「クリアスカイ」の正解だと思うんですけど。

　でも、自分の中でのその曲は、「自分が見てきたザ・フーパーズ」「自分が入ったザ・フーパーズ」など、わたしの中のザ・フーパーズの物語になったなと思っています。むしろ、こういうとらえ方もあるんだよ。こういう風に澁谷は思ってるよと言うのを知って欲しくて、こうやってしゃべりました。心の中のジュエルはですね、デビューしてから2年くらいはずっとくすんでいたんですけど。ザ・フーパーズと出会って髪を切ってからは、すっごい輝いてます。だから、わたしが輝けているのはザ・フーパーズというイケメン女子の存在があったからです。

千知

未来　ザ・フーパーズがジュエルの輝きを取り戻してるのは、ずっちゃんが入ってくれたからだからね。

澁谷梓希　いえーい、互いに支えあってます！

Lee　それまでのザ・フーパーズは大人っぽいセクシーな感じの曲調が多かったから、「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」の曲を聴いたときは、勢いのある楽曲で新鮮でした。歌詞に＜彼方に水平線 旅に出ようぜ その見えない地図を広げて＞や＜果てしなき自由の風を纏え＞＜一瞬先の傷も痛みも 胸に刻み行こう 今!!＞という言葉が出てくるんですけど。そのあたりが、すごく今のザ・フーパーズや自分とリンクしているなと思ってて。ネガティブだった自分の気持ちも、そういうときにこそ「旅に出ようぜ、その見えない地図を広げて」とこの歌に背中を押されたし、勇気をもらえました。

　こういう勢いのある曲って、今の自分や、今のザ・フーパーズにピッタリだし、この歌に出会えて良かったと心の底から思っています。だから、悩みを抱えている人や、未来が見えなくなっている人に向けても、たとえば「なんでここを選んだんだろう」と自分の選択したことについて悩んでいる方にも、「自分で選んだことには絶対に意味があること。何事にも、意味のないことは絶対にないから」と伝えたいなと思いました。選択した結果に対しては正解も間違いもない。この曲がが、人に勇気を与えたり人の背中を押す歌になれたらいいなと思っていて、そういう気持ちも含め、自分はこの歌を大事にしていきたいです。ジュエルはピッカピカです（笑）。キラッキラでピカピカしています（笑）。

Lee

つばさ　「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」も「クリアスカイ」も、どちらとも元気をもらえる楽曲です。中でも「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」は、痛みを味わったからこそそれを糧に今、頑張ろうと前向きになれる曲。わたし自身も元気づけられていて、もし、心の悩みを抱えている人がいたら、この2曲をセットで聴いて欲しい。この2曲を聞き終える頃には、少しは心が晴れてるんじゃないかな。わたしもジュエルはピッカピカで、だいぶ磨きがかかって輝きが増してるんじゃないでしょうか。

星波　ザ・フーパーズの場合、アップテンポな楽曲が表題曲になること自体が、オリジナル曲では初めてです。第一印象は「ジュエルの鼓動が聴こえるか？」も「クリアスカイ」も楽曲自体が聴きやすいし、耳に残る曲たちだなと思いました。歌詞にも素直な心情が書かれているから、聴いてくれるみなさんの心にも響きやすいと思います。自分たちだって、この2曲には背中を押してもらっているし、聴いてくれた人たちの背中も押せると思います。それと、２曲とも、歌詞の中へ「刻む」という言葉が出てくるんですね。それが偶然なのか、必然だったのか。ザ・フーパーズとしては、その「刻む」という共通した言葉にも重要な意味を感じていて、その言葉の意味を大事に活動していこうと思っています。ジュエルに関しては、わたしもピカピカと言いたいんですけど（笑）。中心部分はキラキラしてますが、この7人でのザ・フーパーズの姿をお披露目し、いろんな声をいただけたときから、より急激に輝きが増していくんだと思っています。ぜひ、ファンの人たちと一緒にジュエルを磨いていきたいです！

あなたのジュエルを盗んじゃうぞ

――ところで、なぜ今回は海賊姿なのでしょうか？

未来　海賊って盗人じゃないですか。あなたのジュエルを盗んじゃうぞ、盗んだ心は離さないからという想いから海賊姿をしています。この夏は、ザ・フーパーズがあなたの心を奪いに行きます！

乃愛

――では最後にひと言メッセージを。

星波　たとえばの話ですが、今後どんな形になろうが、これまでに積み重ねてきたものは、もう絶対に崩れないものだと思っています。むしろ今は、ずっちゃんを加えたこの7人で、絶対に壊れない土台をつくり、その上へ、いろんな美味しいスパイスを振りかけながらここでしか味わえない特別なものをつくる。そして、一度味わったら抜け出せない存在になっていこうと思っています。ぜひ、これからのザ・フーパーズを楽しみにしていて欲しいのと、ずっちゃんが加入したときに、「もっと大きい会場が似合うんだから、ぜひそういう場所でライブをして欲しい」と言われたんですけど。その言葉がすごく嬉しかったんですね。なので、ずっちゃんも、ファンのみんなも、そういう場所へ連れていけるように頑張ります。ずっちゃん、いつかちゃんと連れてくから。

澁谷梓希　嬉しい！　わたしを連れてって。

星波　陽稀とずっちゃんが同じステージに立ってる姿だって、同じメンバーとはいえ見たいなと思ってるからね。

澁谷梓希　わたし、はるくん（陽稀）と同じステージに立つまではザ・フーパーズを辞めませんよ！

星波　今回をきっかけにもっともっと自分たちもジュエルを輝かせて、大きく成長出来るように頑張っていくので、これからもザ・フーパーズをよろしくお願いします！

（おわり）